尾瀬の友だちに会いに行く

先週後半に遅い夏休みをもらって、群馬県尾瀬に行ってきました。
友人がそちらに住んでいるので、会いに行こうと思ったのがきっかけです。

1日目 吹割の滝

尾瀬へは、茨城からいろんな行き方がありますが、安上がりな各駅停車の旅、水戸線両毛線上越線沼田駅まで。
友人が沼田駅まで迎えに来てくれまして、そこからまずは吹割の滝へ向かいます。

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予習をしてゆかなかったので、現地をぶらぶらしながら検索し、ここが溶結凝灰岩という地質のところにできた滝だと知りました。
滝の落差はあまりないのですが、ぽっかり空いた穴に吸い込まれるように落ちてゆく、その水がたまたま今は流れていないところも歩くことができるので、そういう意味でも珍しいのではないかと思います。

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ちょっとだけシャッタースピード長めに。

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吊り橋から川(片品川)をのぞきます。

久しぶりに会う友人といろいろ話した後は、宿へ向かいます。

お世話になった宿は、
ホーム | 体験農園みのり農場
農家民宿 みのり さんでした。

2日目 尾瀬ヶ原

この日の天気予報が午後が雨らしいということで、早めに宿を出発して尾瀬ヶ原の玄関口、鳩待峠へ向かいます。

が、着いた時点ですでに小雨!
ガイドさんをお願いしていたので、ガイドさん、友人、私の3人グループで出発します。
これまでの島旅でもガイドさんをお願いしていましたから、やっぱり一緒だと安心だし、いろいろ教えていただけます!

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湿原に到着するまでは下りの道です。
雨で歩きにくいですけど、確かに草木は雨水に濡れて輝いているように見えます。

友人撮影

ガイドさんと私。
その前を歩くのは背負子を背負った歩荷(ぼっか)さんです。
山小屋まで荷物を届ける方。
テレビ番組などでは見たことありましたが、実際の方を見るのはもちろん初めて。
ものすごい高さの荷物を背負いながら、濡れてすべりやすい道を歩いていらっしゃいます。
本当にびっくりしました。

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山の鼻の山小屋のところで休憩しますが、そこには野生の鹿がいました!
逃げません。

この日、まだ紅葉シーズンには早い平日で歩いている人少ないかと思ってたんですが、学校の遠足?で来ている中高生がたくさんおりました。
十数人程度のグループで、ガイドさん着きで歩いてますが、みんな本当に元気です。

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湿原に入ったところで雨がやみはじめました。

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池にイモリ。

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晴れ間が見えてきたら暑いくらいです。

花いっぱいというシーズンではありませんでしたけど、湿地特有の植物や、それだけでない尾瀬のいろいろな生き物や環境の話を聞いて、生き物たちが環境を選びながらもひしめきあっていることがよくわかりました。

ここ何年か、自然が好きだといってもどちらかといえば生き物が少ない(種類も数も?)離島ばかりめぐっていたので。
尾瀬の、熊を頂点にして多種多様な生き物がみっちり、ぎゅうぎゅうに住んでいるこの環境からは、なかなかの圧を感じました。

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池にちょっとだけリフレクション。

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2時間程度で牛首分岐に到着です。
疲れもあるので、休んだ後は欲張らずにここでUターンすることにしました。

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歩いてきた道を振り返ると、至仏山が見えます。

戻ってきてさきほど通った山の鼻の山小屋でお昼を食べて十分に休憩したら、今度は山登りで鳩待峠に向かいますが、もう雨も降ってないので安心です。

今回は、一番基本の日帰りコースを歩きましたが、尾瀬にはたくさんのコースがあり、それぞれに見どころもあるので、何度来ても新しい発見がありそうです。
山小屋宿泊というのも気になります。

まちなかに戻って買い物したり休憩した後は、友人と一緒に夕食をとりました。

友人撮影

友人のお子さんが一眼レフカメラを手に入れたということで、しばしカメラ談義の後、私のX-T20を撮ってくれました。
レストラン暗かったのでこんな感じ。

3日目 尾瀬高校

最終日は、そのお子さんが通うという尾瀬高校のイベントにちょっとだけ参加させていただきました。

https://oze-hs.gsn.ed.jp
県立高校ですが自然環境学科があるというとても珍しい学校です。

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入口のところ。

イベントの主な参加者は、この高校への進学を考えているような中学生くらいのお子さんがいるご家族で、子どもたちは昆虫などの自然が大好きだったり詳しかったりする方が多い印象でした。
もちろん、案内してくださる尾瀬高の生徒さんも、みんなホスピタリティにあふれた自然大好きな子ばっかりです。

畑で草むしりをちょっとした後は(そこでも見つけた虫など教えてもらったり)、学校敷地奥の森へ向かいます。

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学校の裏手の階段を降りてゆくと、、、

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森になってました。
参加してる子どもたちは、網を貸してもらって虫取りします。

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森の中の池の生き物たちがつかまえて(すくって?)あったので、それも観察します。
というか、手づかみで分類して数えて数を記録したりしてました。
水生昆虫わからないー。

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そのケースにいた、アカハライモリの赤い腹。

何人かの生徒さんとお話させていただきましたが、みんなそれぞれ、とっても生き生きしてました。
特に虫とか魚とか植物が好き、というだけではなく、自然全般が好きだったり、こういう環境で学びたかった、みたいな進学動機もあるそうです。

イベントは午後までありましたけど、帰りもあるので私はお昼できりあげさせていただいて、帰路につきました。

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上州沼田は、真田の里です。


というわけで、友人に会いに行くのがもちろん主目的でたっぷりいろいろ話もできましたが。
尾瀬という自然に圧倒されて帰ってきました。
北関東でそんなに遠くもないところですが、こんなすごいところあるのだと改めて感じた旅でした。