東京国立博物館 河口慧海展

上野の東京国立博物館に行ってきました。
目的は、河口慧海展です。

昨年、河口慧海チベット探検の本を読んでいたので、ゆかりの物が見れるなら是非と思いました。
本を読んだことは
cam.hatenablog.com
このへんのブログに一言くらい書いてありました。
感想等は読書メーターにもちょこっと残してます。

午前の用事を済ませてから向かいました東京国立博物館、実は訪れるのは2度目です。
10年前の2013年秋に子どもたちを連れて来てました。
その当時の写真が例えばこちら。


階段の上のところでポーズをとっている人(子ども)がいますが。
ここは、私たちにとっては園咲家です。
仮面ライダーWの敵組織のお屋敷(のロケ地)。
寺田農さんの声が響いているような気がしてなりません。
あまりに立派で、親子で感動しましたね。
なのにブログに残してないということに、これを書いてて気づきました。
ちなみにこの時は、科博(ダイオウイカ)→東博(展示物すごくて感動)→仮面ライダー・ザ・ダイナーという盛りだくさんな内容でした。

話を戻して今回。

お客さんがいっぱいでしたので、いないところを見計らって撮るのが大変。
外国人の方がとても多いのにも驚きました。
時に、熱心にスケッチされてる方もいらっしゃって、日本人の私なんかより詳しそうです。


第14室の河口慧海展の入り口のところ。

展示品はそう多くはなかったですが、慧海の足跡、偉業、それからチベットやネパールなどの仏教についてわかるという品々だったと思います。

私としてはやはり、本にもなっている初めてのチベット行きで持ち帰ってきたもの(小箱3つ)に目が行きました。
あの、ものすごい過酷な旅で持ち帰ってきたものなのです。
行きが4年もかかって、時に荷物も全部盗っ人に取られたりと大変だったのに比べたら、経典などを持ち帰る、帰りの旅はそれほど大変でもなかったでしょう。
それでも順調ではなかったのですから、その荷物の底(?)にわずかに入れておいたものがこれらかと思うと、一緒に旅してきたその苦労も見えるような気がします。

私としては、女性のアクセサリーやお金といった文化的なものも良いですが、川の石とか化石、虎の爪とか、葉っぱとか、なんか自然にちなんだものに目が行ってしまいました。
日本人が誰も見たことのない(当時)、チベットの自然、生き物たち、風景なんかをこれで想像してしまいます。

東博の関連リンクはこちら
www.tnm.jp
www.tnm.jp
にあるので、自分のしょぼい写真を載せなくとも十分だと思います。

他の展示も見ごたえあって、今回もまわりきれませんでした。


1階にあった、文殊菩薩と仲間たち?


平成館、初めて入りました。
埴輪たちにも圧倒されます。

写真撮ってないですが、着物の豪華な刺繍(大河ドラマ直虎の刺繍シーンを思い出す)、動物を描いた絵画(北斎の虫もかわいい)、身分の高い方が使うためにキラキラが施されているお経の写しなど、印象に残りました。


法隆寺宝物館は、私にとっては風都警察署(ここもロケ地)なんですが。
中の仏様のみなさまは、10年前と変わらずに静かに全てを見守っていらっしゃるようでした。


今回は一人で行ったのですけど。
子どもたちに話したら「行きたかった」みたいに言われまして。
なんだかんだで歴史的なものにも興味持ってるのもわかりました。