ひたち海浜公園の、緑だけどちょっとだけ赤いコキア

海浜公園て、自分ちの子がまだ小さい時に遊園地として1回くらい行ったきりで、自分の中での思い出とかあんまりないうちに、いつの間にか超有名観光スポットになってた、という印象です(あとライダーのロケ地とか)。
なので、赤いコキアのトップシーズン前のまだ空いてるうちに、海浜公園てどんなところなのかも含めて自分なりに撮り歩いてきました。

勝田駅から路線バスで向かったのですが、隣の方に英語で質問されてびっくりしました。アジア系の方は見た目ではわかりませんね。これがチャンスとばかりに、下手なりに少しお話できました。それこそシーズンオフだというのにこの人気ぶり。おもてなしもがんばらなくてはいけません。

写真はX-T20で、ベルビアで撮ってます。

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X-T20

西口から入園したら、みはらしの丘へ向かいます。

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X-T20

緑のコキア!!

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X-T20

左がコキア。右のコスモス畑は全体的に緑色で、花はちょこちょこっとしか咲いてなかったです。

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X-T20

丘の上まで行ってみたら、太平洋が見えるじゃないですか! 海が見えるとなんだか嬉しくなりません?

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X-T20

近くの古民家のところにジニアの花畑があって、そこが色とりどりできれいでした。
下からジニア、緑コスモス、ちょっと色がついたコキア、そして青空。

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X-T20

ジニアの小径。花畑を歩けます。
多分、先日の台風でやられたのでしょう、よく見ると葉や花が痛んでそうでしたが、それでもたくましく咲いてました。

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X-T20

セセリチョウ。これだけいろいろ植物があると、虫もいっぱいいます。

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X-T20

ちょっと変わったジニアもありました。かわいい。

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X-T20

古民家の中の1枚。食べても良かったみたいですが。



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X-T20

もう一度、西口に戻った後は、遊園地ゾーンを通ります。
観覧車!! 

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X-T20

そこから砂丘ゾーンへ向かいます。
クラブハウスからの眺めです。海ー!!

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X-T20

そこで、また、大洗に帰ってゆくさんふらわあが見えました。14時に大洗に着く便があるそうです。

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X-T20

そこから海側に降りる砂丘観察園路にて。あんまり花はありませんがこんな感じ。

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X-T20

いた。カメラ目線の砂色バッタ。

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X-T20

海浜口ゲートからもう一度コキアのところにまわってみます。

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X-T20

たまたま誰も人が写らなかった! トップシーズンではこうは撮れないだろうなと思う1枚。

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X-T20

実際の人は、午後でこのくらいでした。
シーズンを迎える前ということで、公園整備や草刈りの車があったり、雑草を抜いてる作業のみなさんの一団もいらっしゃいました。

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X-T20

記念の森レストハウス入り口の萩。たまたま黄色いチョウが。

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X-T20

そこで、コーヒーソフトを食べました。
涼しくなったとはいえ晴れると日差しもあったので、暑かったですから。


というわけで、海浜公園を撮影メインで歩きまわってきました。
それまで、なんとなく子供が行く遊園地っぽいイメージでいたのですが、乗り物に乗る、インスタ映え(撮影)、散歩、自然観察、ちょっと運動、など。
さすが国営の公園です、いろんなふうに楽しめるのかなと思いました。

心残りといえば、湊線を使って阿字ヶ浦駅側からまわってみたかったですが、バスの時刻が合いませんでした。
シーズンには無料シャトルバスが出るようですが、そっちのルートも楽しそうなので今度は合わせてチャレンジしたいです。

ITパスポート試験に合格した

年始の目標に勉強と書いていて、この夏、見える形で1つ達成なので書いておきます。

ITパスポート試験に合格しました!
www3.jitec.ipa.go.jp
(カテゴリ何にするか悩みましたが、技術分野の理解と橋渡しにつながるかもということで「科学技術コミュニケーション」で)



事のいきさつですが。
昨年、家族がこの試験を受けるということでテキストを購入しました。

上のリンク先、平成30年版になってますので要注意です!
今はもっと新しいのが出てます!!!

ですが、しばらくして「それより上の基本情報処理の試験を受けるからもういい」と言いだし、せっかく買った本が宙に浮くことに。

それはもったいないということで、私が受けてみることにしました。
ネットに普段から接してますからITに関して勉強しておきたい気持ちもありましたし、アルバイトとはいえ仕事もしているので、会社の理解につながるかなと思ったのです。バイトで仕事専用ソフトも使ってます。

早速、上記の公式サイトを開いてネットで申し込みます。申し込み可能な一番先、約3ヶ月後の日程を選択してお金も払ってしまったら、あとはもう勉強するしかありません。そうやって追い込んでやるみたいです(と、本の前書き部分にあったような)。

途中、仕事ピークシーズン突入してなかなか思うように進まないところもありましたが、主にテキストとアプリの過去問を使って勉強しました。

テクノロジ系は、パソコンを使っているからわかっているようでブラックボックスだったところとかあって勉強になったのもありますが、終わった今も、言葉を覚えただけで、それが何をしているかはまだ理解してない域だというのを自覚させられました。所詮は入り口の試験なんでしょうね。ただ、体系的に学べたのは良かったと思います。

マネジメント系やストラテジ系は、テキストを開くまで何のことだかわかってませんでしたが、開発関係の流れだったり、会社経営の戦略だったりするわけで。これ、単なるコンピューター好きな人や社会経験のない学生さんには難しいだろうなと思わされました。一方の私は、微々たるバイト経験で「POSってこのことだったのか!」みたいに仕事と結びついた点もあり、あとは、社会経験からおよそ類推できるところもあったので、なんとかなりました。もちろん、ここで覚えたこと多数だったのは言うまでもありませんが。

ところで、勉強を進めて行っている途中で気づいたのですが。
今年度から出題がシラバス4.0に準拠した問題になったそうで、今の勉強内容に問題発生です。持っている上記のテキストはシラバス3.0対応なのです。

手持ちのテキストに載ってない内容は、
www.itpassportsiken.com
こちらのサイトの右下の方にある用語集の中の4.0対応のものを読んで対応しました。読んでみれば用語のいくつかは、最近話題になったり、目にしたりする用語でもあったので、めちゃくちゃ慌てたわけではなかったですが。


本番。
7月末の土曜に指定会場で試験を受けました。監督者の指示に従えばそんなに難しいことはありません。時間が来て終わったところで画面に点数が表示され、合格ラインに達していることがわかりました。そんなに点数は高くはなかったですが。
8月中旬、公式サイトにも合格者の受験番号が掲載され、私の番号もあったので合格確定です。そして9月の今、合格証書が送られてきました。

勉強している時からそうでしたが、これまで知ってたネットを使う上での常識、プラス、一般常識で半分くらいは知ってたと思うので、それにプラスして勉強の成果でしょう。

試験から1ヶ月以上経って、せっかく勉強した部分を忘れそうでいますが。一方で、ニュースや解説記事、人の話の中に今回学んだ言葉が出てきたりすると「おぉ!」と思って、やっておいて良かったと思わされました。路線バスでMaaSの話が出た時とかも、「こっち系から来た言葉だな」って。


さて。次ですが。
セキュリティや基本情報ではなくて、英語やろうかなと思って、ぼちぼちやってます。また何か達成できたら書きます。

いわき市アンモナイトセンターで掘った化石たち

今週のお題「わたしの自由研究」

夏休み中にこのブログの中でアクセスが増えるのは、やっぱり、自由研究のヒントになりやすい系の記事です。特に、

cam.hatenablog.com

これです。多分、何らかの理由で「化石」をテーマにしたり、化石を手にしたからそれでまとめたいと思って探してこられるのでしょう。ただ、この記事は震災直後に書いていて、どちらかといえば「いわきを応援したい!」「いわきは素晴らしい!」という意図なので、自由研究まとめ方としてはあんまり参考にならないかもしれません。

というわけで。
この機会にこれまでにアンモナイトセンターに行って掘って持ち帰ってきた化石を紹介しようかと思います。
子どもの自由研究ではありますが、自分も楽しんでやったという意味で、「わたしの自由研究」です。


訪れた時の過去記事はこちら。こっちも、書き方としては旅の内容って感じで、肝心の掘ってきた化石をどうしたかはあんまり書いてないですが、発掘現場の様子なんかはこちらで十分でしょう。

cam.hatenablog.com

cam.hatenablog.com

cam.hatenablog.com


以下、写真は上記3回分がいろいろ混ざってます。カメラは当時のコンパクトデジカメです。

化石を取り出す

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現場で掘ってみて、化石があるのを新聞紙にくるんでお持ち帰りできますが(こんな感じ)、それだけだと余分な部分もたくさんある大きな石になってしまうので。

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余分な部分をできるだけ取り除きます。家にたがねやハンマーがあるわけではないので、金槌やいらない彫刻刀、ニッパーなどあれこれ使ってなんとかしました。

この作業がかなり大変です。
折角見えてた化石を作業の過程で壊しそうになったり。あるいは、割ってみたら中に他の化石があって慌てたり。もちろん、欲張ってあれこれたくさん持ち帰ったら持ち帰った分、この作業量が増えます。子どもたちよくがんばりました。

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そこまでやってこんな感じです。
示準化石にもなる貝などたくさん出ますし、しかも割れててくず化石なんでしょうけど、自分たちで掘ってきたと思えばなかなか捨てられません。

ボンドでコーティング

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標本にできるまでの大きさにしたら、そのままだと当然ながら風化してしまうので、薄めた木工用ボンドでコーティングします。そのように、アンモナイトセンターの方に教わってきました。確か5倍程度に薄めてます。筆で塗ったら一晩乾かします。

同定作業

掘ってる時からある程度はめぼしがついてますが、どの化石が何なのかを確認して、表を作ったり、写真を撮ったら名前がわかるようにするなどしてゆきます。

アンモナイト

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初めて訪れた時に見つけた、アナゴドリセラスの化石。もちろん一部分ですが。葉のような模様がわかります。

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同じ時に見つけた化石です。岩を割ってみて白かったら貝、黒い何かだったら骨とか、だそうなので、白いから貝系なのでしょうが現地では何かわかりませんでした。後で別の地学イベントにて専門の先生に、アンモナイトの中の構造、みたいなふうに教えてもらったのですが、どこだかいまだに理解できてません。でも、うちにとっては大事な化石です。

サメの歯

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センターの方はネスミザメと言っていたような覚えがあるのですが、クレトラムナ? 長さは1cmくらいです。先端も根元も欠けてますが歯です。

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先端部も根元もないけど、これもサメの歯でしょう。もうこれ以上は取り出せません。
ちなみにサメは歯はこうやって化石として出てきますが、骨は残らないんだそうです。残念。

貝化石

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イノセラムス。
この時代の示準化石です。こんな感じで小さいものも含めると掃いて捨てるほど出てきます。

余談ですが、むかわ竜が発掘されたむかわ町の博物館には「イノセラたん」というキャラがいるそうなのですごく気になります。
www.town.mukawa.lg.jp
イノセラムスにもこんなにたくさんの種類があったとは!


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トリゴニア(の一部)。
三角貝と呼ばれています。貝の模様が交わっているのが特徴的ですぐわかります。

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巻貝、に見えます。白い部分がないのは割った時の反対側にくっついてしまって(そして行方不明?)、型取りした跡みたいになってしまってるのかもしれませんが。

他にも、よくからない貝とかいっぱい残してあるのですが、何かわからないのに載せてもしょうがないのでこのへんで切り上げます。

琥珀

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琥珀といってもよく見る黄色っぽい半透明にはなってないですが、それでも樹脂化石だそうです。なので燃えますから、写真のは焦げてます。燃やしてるところは上で紹介した3つ目の記事にあります。

ケースに保存

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最後にこうやって、100均で買ってきたケースにわかるように入れて保存です。学校にもこれで提出しました。
ちなみにうちにはこんなケースが10個くらいあります。もうどうしようって感じですが、たまーに、うちに来た方に話のついでに見せるとすごい驚いてくれます。

論文仕上げ?

以上、こんな感じで作業するので、いざ、文章なりポスターを書こうとするまでにけっこうな作業量と時間を費やします。研究なんですからそんなもんですけど。

小学生のまとめ方としては、基本ですが、

  1. 研究の動機(なぜやりたいと思ったか)
  2. 発掘場所の紹介と発掘している時の様子
  3. クリーニング作業のやり方
  4. 標本紹介
  5. 作業してみてわかったことや感想

で十分かと思います。
新発見が期待できるわけではないので、

「イノセラムスが多かった。やっぱり示準化石だから多いの当たり前」(という実感)
や、
「作業が難しかった。今度はこういうふうに工夫して、うまくなりたい」
「次は恐竜の骨を発掘したい」

という感じでしょうかね。


我が家、こんなにいっぱい(ありふれた)化石があっても、また行きたいです。「次こそはレアものゲット?」みたいな心理もあるでしょうね。