うちのすぐ近くに池とか田んぼがあるわけではないのに、以前から毎日のようにセグロセキレイがすぐ近くまで来てました。木々やちょっとした公園ならあるけど、水辺の鳥がなんでわざわざここまで来るんだろうなぁ〜、とちょっと不思議だったのです。
かわいい鳥ですよ。スズメよりちょっと大きくって、しっぽが長くて、背中から尾まで黒いの。地面を歩く時はしっぽをフリフリします。最近知ったのですが、わりと身近な鳥なのに、「(ほとんど)日本にしかいない」のだそうです。
ところで、しばらく前、社宅の敷地内にあったよくわからない小さな建物の屋上にたまりきった水を、夫がめんどうみて抜いてくれました。絶対あれって蚊の大発生現場になってるって住人みんな思ってたので。
「ヤゴがいっぱいいた」
と中身を解説してくれましたが、つまりは、ヤゴのえさになるような生き物もそこにいっぱいいたってことですよね〜(>_<)
「水たまりがなくなって良かった良かった」と、乾きつつある屋上をちらちら眺めていたら、そこを、名残惜しそうにウロウロしてるヤツがいたんです。そう、セグロセキレイでした。「ここにいっぱい食べ物があったのにぃ(T_T) なんでなくなっちゃったの?」って感じで。
今更ですが、これで謎が解けました。セグロセキレイは、ここに食べにきて、ついでに住宅の周りで遊んで帰っていったんです。排水経路が確保された今、もう水もたまらないし、あんなに来てくれてたセグロセキレイも見られなくなってしまいました。
親子か兄弟かカップルか、よくわからなかったけど、追いかけっこする姿が微笑ましかったんですけどね。どこか別の池へ移動して元気に暮らしているのでしょう。
今、うちの周囲ではシジュウカラからツーピー鳴いてます。