くんちゃんのはたけしごと

なぞなぞアルファベット
前にも何度か「この絵が好き」とか書いたことのある、きたむらさとしさんの絵本。でも、この本は文章は出てきません。アルファベットが書いてあって、ページをめくるとそのアルファベットが頭文字の絵が出てくる(大きな絵の中にそのものがある)という、そういうわけです。個人的にこの方らしくて好きなページは、guiter and hippopotamus の楽器がいっぱい出てくるページかな。バグパイプなんかまでも置いてあるし。子供達も発表会の練習をしてるせいで、いろんな楽器に興味があるようです。

ちのはなし (かがくのとも傑作集―わくわくにんげん)
ケガをしたり病気になったりすると、どうしても血や、体を守るしくみの話になるわけですが、それらしい絵本ということで借りてきました。でも、この1冊で赤血球や白血球から、肺で二酸化炭素を出して酸素をもらう話まで、今すぐ全部覚えなくてもいいですよね。こんなようなしくみがあるらしい、みたいな程度で。やっぱり幼稚園児にはちょっと難しい? でも、こういうシリーズを家にひととおり置いておきたいものです。

注文の多い料理店 (宮沢賢治どうわえほん)
幼稚園の発表会(歌と合奏と劇)目前ですが、去年、別のクラスでやっていた劇が、この宮沢賢治のお話をもとにして創ったものでした。劇では、謎の料理店に迷い込むのは紳士じゃなくって子供達だし、料理店から出される注文は、野菜の皮むきとか、じゃんけんとか、これも子供向けになってるわけですが。で、覚えてるかなぁー?って思ってたんですけど、さすがにやってることが違いすぎてすぐにはわからなかったみたいです。劇の方の話になりますが、最後に服を脱いでお風呂(ていうかお鍋)に入るシーンがあったんですけど、本当に子供はここで(上だけ)裸になるのか!? ってドキドキしたら、下に肌色の服を着てました。でべそつきで(笑) 前にも書きましたが、本当にまぁ、この幼稚園てばよく創ってるもんです。

というわけで、劇の「みんななかよし〜♪」で終わるシーンの印象が強いせいか、本家のこのお話で、紳士二人がどうしようもない奴らだったとかいうことが頭に残りにくくなってしまったようです。まぁ、有名なお話なので今後また改めて読む機会もあるでしょう。

くんちゃんのはたけしごと
今回のラインナップで一番子供にうけたのがこちら。表紙が出なくて残念ですが。黒と緑の二色刷のあまり派手ではない絵本です。くまのくんちゃんが失敗ばかりして、両親は慌ててばかり。でも、よく考えてがんばるくんちゃん、それを暖かく見守る両親の姿などが、子供にも私にも「あるある」「わかるわかる」「こういうふうにやりたいよね」っていう共感をどんどん呼び起こします。

これもシリーズになってるのかぁ。他も探してみようっと。