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日本いにしえの旅 平泉

出合正幸

日本いにしえの旅〜緑深き、みちのくへ。〜
放送日からだいぶ経ってしまいましたが、簡単に番組の感想を書いておきたいと思います。


予想を裏切るような、非常に静かで、かつ、とても難しい番組でした。

とにかく、私の中に奥州藤原氏とあのあたりの土地についての知識がなくて、伊藤つかささんによるナレーションの一言、建物の一つ一つでつまづいてしまってます。字幕も少ないので、藤原氏やそこに関連した一族の名前もみんな耳から入ってくるだけで、頭の中での理解(漢字化とか)が追いつきません…。それから、信仰心の薄い現代人に「浄土思想」がピンとくるものかどうかというのもあって、「この時代の人にとって仏教って何だったのか?」というのを常に考えさせられながら見てしまいました。

かろうじて、2年前に大河ドラマ義経」を見ていたので、高橋英樹さん演じる3代藤原秀衡の非常に頼れる感じ、そして、義経滝沢秀明さん)が身を寄せ、家来達と馬で走りまわったあの風景が、番組内のみちのくの景色、あの頃の人々の生き方と重なりました。そういえば、(史実は違うのかもしれませんが)4代泰衡の渡辺いっけいさんが演じてたおどおどして頼りない感じも本気でハラハラしましたし、藤原氏の家臣から義経家臣となった佐藤継信、忠信兄弟(宮内敦士さん、海東健さん)もかっこ良かったなぁ〜、なんてことを思い出します。

話を戻して。平泉の景色(山も温泉も庭園も)はとても美しかったです。冒頭の厳美渓は、今のこの暑さの中、画面に吸い込まれそうでした。「緑深き」とはまさにこのこと。ただ、旅する二人以外に人がほとんど出なかったのは、そういうふうに自然や寺(跡)をメインで紹介しているからなんでしょうが、不思議な感じがしました。平泉は多くの人でにぎわい、特産物も多く、それで繁栄したはずなのに…。見てて、この場所が歴史の中に取り残されているような感さえしました。

ところで、この番組で旅する二人、竹内凛さんと出合正幸さんを初めて見た方は、どういう組みあわせだと思うのでしょう? 私達のようなファンなら、「同じ事務所の先輩と後輩」っていうのがわかるから、ああいう話し方なんだなっていうのが理解できますが。恋人同士には見えないし、仲良し友達風でもなく…。旅番組初という出合さんのレポートのぎこちなさもあいまって、歴史パートでは「難しい〜」とうんうん言ってた私も、二人が食事してるシーンだとクスッと笑えてしまいます。あとは、映士の面影を探したりなんかしたりして。

番組の最後でも紹介されていました平泉の世界遺産登録…、実現するでしょうか? 岩手県の下にこんなページ(http://www.pref.iwate.jp/~hp0907/index.html)がありましたが。番組を見終えて、改めて平泉についていろいろ復習できそうです。