日本鳥学会@筑波大 自由集会「コブハクチョウ」

筑波大で開催された日本鳥学会でしゃべってきました。

天文学会をやめて何年? まさか、別学会で学者のみなさんに混じって話をする機会がめぐってくるなんて。

鳥学会は口頭発表やポスターセッションが終わった後の夕刻から、いくつかの部屋に分かれての「自由集会」という集まりの時間が2時間くらい設けてあり、企画者が企画を立てて申し込んでおくものだそうです。そこで、昨年のときわサイエンスカフェでも鳥インフルエンザについてお話いただいた方が「外来種コブハクチョウについてやりたい」という話をされ、私の方へ「現場の報告をしてほしい」と依頼がありました。研究発表ではないのでそういうレベルの話ではないのですが、私の話が専門家のみなさんに参考になるというのですから、準備してのぞみました。

というわけなので話の内容は、

cam.hatenablog.com

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基本、ここに書いてきたことと、togetterにまとめてきた内容で、水戸の千波湖にたくさんいる、外来種であるコブハクチョウ(とコクチョウ)と、昨冬の鳥インフルエンザの顛末でした。

水戸市の4月以降の対策としては、

  • 偽卵(4月から)で繁殖抑制
  • 公的なエサやり中止、市民のエサやりも禁止
  • 数年かけて10羽くらいに
  • 減ったら足輪で管理
  • 感染症発生の時は他の鳥と隔離して飼育

のようにまとめられます。偽卵がうまくいっているようで、この春に生まれたのはコクチョウ1羽だけだったそうです。

でも、これらの対策も専門家のみなさんから見れば筋が通ったものではありませんでした。多分、水戸市はいろんな専門家の人に「どうしたらいいでしょうか?」みたいに聞いて、その都度有益な助言はもらってると思われます。でも、「これなら自分たちにもできそうかも?」みたいなのを拾ってやってみているだけで、外来種を飼うということについてどうすべきなのか、将来どうしたいのか、そして、鳥インフルエンザが発生したらどうするのか、について考えてないように見えるそうです。

専門家の間では、「水戸の千波湖と、鹿児島の藺牟田池、あそこが日本で一番、外来種コブハクチョウを適当な放し飼いにしててひどい場所」という認識なんだそうで。まぁ、千波湖最悪認定とはがっかりするものの、この前の冬の惨状を見ればいたしかたなしといったところです。観光客誘致も大事ですが、最悪だった過去を教訓に良い方向へ転換してゆければと思うところです。

集会の議論のまとめ等は、また、企画された方から出ると思うのでそのへんを待ちますが、できれば、こんなところで書き散らしてないで、きちんと行政と連絡が取れるようになればと思うところです。

もちろん、市民に親しまれているコブハクチョウたちですから、市民の合意も得られるような仕掛けができればなお良いのですけど。


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8月末に撮ってきたコブハクチョウたち。千波湖の中というより、隣を流れる桜川にいます。千波湖はもう居心地悪いのかもしれませんが、羽切りもしてないんじゃ、よそへ拡散しそうです(この春は涸沼で増えてるらしいですし)。

写真練習する

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昨日の、X-T20で撮った花の写真(適当にトリミング)。

出歩いたのは鳥探しが目的でしたが(カルガモばっかりだった)、少し、設定いじるのに慣れた気がします。ただし、これも、手前の葉も奥のぼけた葉も同じ色なので、あまり目立ってないところが何ですが、とりあえずこんなふうに設定して撮ればいいというのがわかっただけでも進歩かも。

キットのレンズで撮ってるのでこんな感じがギリギリです。「新しいレンズ欲しい」はまだしばらくお預けです。そのへん(接写とか)はコンデジでカバーします。

ここのところ曇りが多いのでプラス補正ばっかりしてみてますけど、それがいいのか悪いのかも気になりますが、「うまい人の写真」をもっと見ないといけないのでしょうね。



あと。ちょっと気付いたことを。

「一眼レフ欲しい」と思った理由はいくつかありますが。学校PTAなどで子どもたちの写真を自分のコンデジで撮った上で、卒業関係で誰かが撮った子どもたちの、山ほどある写真の中から選んでいたので、人の表情とか動きとか、それが「一眼レフだとこんないい感じに!」と思う写真がいくつかありました。「こんなのが撮ってみたい!」とも。

なのに、 今、子供が大きくなったり、広報関係から離れると、とたんに人物を撮る機会が少なくなってしまいます。これでは本末転倒?

と思ったら、次のチャンスは運動会! いや、多分ほとんど練習(そしてボツ)になるかと思いますが。いいのが撮れますように。

甲子園で応援してみたい

今週のお題高校野球



自分自身が高校生の時、高校野球に母と一緒にはまっていました。

母の、選手を見る目がおもしろく、プレイの上手さだけでなく、若者らしいところ、悔し泣きしたり、勝っても負けてもあっけらかんとしていたり、うっかりハンサムでモテモテで困ってそうだったり、進学校なのに勝ち進んだり、そんなのをテレビを見ながらあれこれ話して、楽しく見てました。「甲子園の星」って雑誌も買ってたくらい。とにかく同じ年頃の選手のみなさんということで、親近感がありましたから。

そして、私が高2の時に地元の高校の甲子園出場が決まり、盛り上がりました。別高校ではありましたが、私も吹奏楽部に所属していたので、「市内合同吹奏楽で甲子園に応援に行くぞ!」という連絡があり、うかれたのもつかの間。うちの学校だけその試合日が夏休みの登校日に重なり、甲子園でラッパを吹く夢は露と消えたのです。残念ながら一回戦負けで。

そんなことがあったので、今でも、甲子園で吹きたいなぁという思いが残ってたりします。

ちなみにそのまま、甲子園で活躍した選手の一部はプロ野球選手になり、私も大学時代は贔屓の選手やチームの応援で球場に何度も通ったものです。数回、応援団の方の許可いただいて、ラッパも吹かせてもらってました(あの頃の神宮の応援はけっこうのどかでしたから)。



月日は流れ。

自分ちの子ですが、小学校低学年の頃にソフトボールに触れる機会がちょっとだけあったものの。

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(ピッチャーなしの試合をやってました)

学年があがるにつれて参加者数が減り、チームが組めなくなり、すっかり接点がなくなってしまいました。

自分ちの子が野球少年に、という可能性は皆無になりましたが、子どもの友達には何人も野球に打ち込んでる子がいます。夢はプロ野球選手の子もいます。

「私の知ってる(うちの子の友達の)○○くんが甲子園に」って言って、応援に行きたい、と、いまだにそんなことを考えてますが、そんな日は来るのでしょうか。随分と他力本願ではありますが、密かに持っていたい「やってみたいこと」です。