「水戸の家」を見てきた

告知のツイートがこちらで。

実際にやってる芸術家の方はこちら。

atsukomochida.jp

なんとなく興味が出たのと、時間があったので説明会に参加してきました。

説明会では、この家を使って何をやりたいかや、ご自身がこれまでどんな想いでどんな作品を作ってきたかを、たっぷり時間を使って話していただきました。集まった人も少なかったので、質問などもしやすい雰囲気でした。これまでの作品例は、ほぼ、この個人サイトに掲載されてるとおりです。なかなか、一見してわからない作品が並んでいるところがいかにも現代アートって感じです。

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今回の舞台となるお家の外観。といっても塀があるので上の部分だけしか見えてませんが。使われなくなって10年くらい経つとかで、かなり痛んでますけれども、震災で崩壊しなかったのでつくりはしっかりしてるのでしょう。

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家の全体像の模型。家族構成の変化によって増築を繰り返したそうで、間取りは決して単純ではないです。左右に2階があるのも特徴的です。なので、階段も2つあります。

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中は例えばこんなふうになってます。昭和の家って感じ。左の部屋は床の痛みもひどいそうで一部抜けてます。

現在、大工さんと打ち合わせ中で、これから工事が始まって完成を目指すそうです。最終的にこの家がどんなふうになるのか楽しみです。そういうふうに作品として改造(?)することで、見る人が(ただの廃屋から)何に気づくのか、どんなふうに心を動かされるのか…。その心の動きに目指す方向性などなく、でも、それをさせるのが現代アートなのだと理解したこの頃です。


一方で、興味が出たのはどちらかといえばこちらかも。

もっとベテランの方かと勝手に想像してたのですが、若くてバイタリティあふれる大学院生のお姉さんでびっくりしました。理屈優先(理系?)の自分にとって、こういった、時にわけわからないものを考えたり生み出したり、それに意味をつける人はどういう人物なのかというのを、目の前で見れた気がします。