シンプルライフとスローライフ

いつもコメントくださるポンポコさんのブログをいつも拝見させていただいてるのですが、シンプルライフやスローライフを目指してるわりには、いつになってもそんな実感がなく、日々のことをやるのが忙しく、もうせいいっぱい。なんだか本当に目標が達成されて、ゆったりとした、充実感あふれるそんな日々(って、スローライフ?)が来るのかどうか、ポンポコさんと同じように、迷うこともあるのも事実です。

さて、その、スローライフって何なのか、自分なりに少し考えてみました。

シンプルライフが「無駄な物をそぎ落とす」にわりと重点を置いてるなら、スローライフはスローな何か(例えば、スローフードとか…、つまりは、その人のこだわり?)を実践するために「無駄に時間を費やさない」に重点が置かれている、ような気がします。もちろん、働かなければ食べられないわけで、全てをゆったり生活する意味じゃないってことは、いろいろ考えてゆくうちにすぐに到達する事実です。シンプルライフとスローライフ、いずれにせよ、重なる部分は多いみたいな気がします。


勘違いしてはいけないのは、世間で言われるスローライフになれても、ゆっくり好きなことして過ごせるわけではない、ということ。そう、スローライフは、実は忙しいらしいですよ。
というのは、先日、朝日新聞に出てたエッセイストの玉村豊男さんの記事からですが。
http://www.be.asahi.com/20051217/W11/20051201TBEH0007A.html
beの記事しかWebにありませんでしたが。

けど、私、実際はあんまりスローライフにあこがれてるわけでもありません。今、生活しているところの物を減らして、もっとすっきりさせたいとは思ってますが、スローライフを目指してるかというと、そうでもないんです。もちろん、そんな生活もいいなぁ〜、ってあこがれはしますが。

今の私、以前に比べるときっと(もう既に)スローライフだと思います。過去に仕事してた時は、そりゃもうド田舎で大自然に囲まれてまして、いかにもスローライフして下さい!ってな環境。けど実際は、お客様に星のお話をしてるだけでなく(その時はい〜い感じだけど)、日々の雑事に追われ、イベントの準備、広報活動、質問に答えたり、その都度情報収集も。本当は研究もしたいし(できたんだかできてないんだか)、物書き仕事もいつの間にか締切に追われたやっつけ仕事に…。空気はすごくきれいで星はめちゃくちゃ良く見えたけど、とてもとても、スローではありませんでした。しかも、基本が昼に出勤、夜に帰宅のお仕事だったので、とてもじゃないけど自然な生活リズムではないですよね。結局、とうとう体をこわして退職を決意。

その時に比べたら、朝に起きて、家事もいろいろ大変ではありますが、子供と遊んだり、絵本を読んであげたり。そして、暗くなれば眠るという今の生活。まだまだ子供たちも小さいから、おむつをかえたり、ご飯を食べさせたり、なんてのも、人間が生きる上での自然な営み、という感じです。絶対に、こっちの方がスローライフに近いですよね。ここは星も見えない都会ではありますけど。

だから、今の私の子育て生活がスローライフに近くても、これはこれで「育ててる」わけですから、忙しいに決まってるんでしょう。やれ「育児ストレス」だとか愚痴もここであれこれ書いてますが、子供たちがかけがえのないものだっていうのは、確固たる前提です。

ただ、上で書いた「スローライフは目指してない」っていうのはこのあたりにかかってくるわけでして。つまりは、「以前のように何かお仕事もしてみたい」ということが…。子供たちとのんびりほのぼの♪ もいいですが、今の希望はそういうこと。希望であるのは、時間がまだちょっと許さないわけで、将来は…!?

ということは、今よりもっと忙しくなりたいのかい?>自分
それもふまえた上での将来設計。よくよく考えましょう。まだ時間もあることですし。