ポーランド旅行 5日目 アウシュビッツとヴィエリチカ岩塩坑

cam.hatenablog.com

今ツアー、一番の山場の1日のスタートです。

iPhoneSE

ホテルで朝ごはん。
種類の多いチーズ&ハム多めな感じです。本当はパンもいろいろあったんだけど、体調も考えて欲張らないように。


本日午前は、アウシュビッツ博物館へ向かいます。
ツアー参加者の多くが、こちらの見学が目当てで参加という感じでした。
かく言う私は、「アンネの日記」も読めないほどのビビり。
果たしてどうなるのか心配でしたが、覚悟を決めて見てきたいと思いました。

ちなみに、ツアー始まってからの長距離バス移動で、「戦場のピアニスト」と「シンドラーのリスト」の映画をかけてくださいました。
当然これも自分は直視はできなくて(車内移動もけっこう起きてたんだけど)、聞いてる感じでした。
「この吹き替えの声は、関俊彦さんだな」
みたいな。
ただ、およそのあらすじをつかんで、予習になりました。

X-T20

アウシュビッツの駐車場にいた、ニシコクマルガラス
日本のカラスより小さいです。目のところが白くてかわいい。

X-T20

すでにチケットはバス車内で渡されていて、パスポートも準備して、入り口の建物に入ります。
ヘブライ語での案内もありました。

ちなみに、ガイドは中谷さんでした。
イヤホンをセットして、グループとして一緒に入ってゆきます。

X-T20

亡くなった方々のお名前が流れるところ。

X-T20

立体のマップ。

X-T20

有名な門のところ。
中谷さんの解説を聞きながら歩いています。

X-T20

有刺鉄線。

X-T20
X-T20

収容施設。

X-T20

入った建物の中は展示施設になっていました。
他のグループとかぶらないように、順序や団体行動を守りながら、お話を聞きながら歩きました。

X-T20

捕えられた方から奪われた、ユダヤの服。

X-T20

靴の山。
他に、カバン、食器、メガネ、義足や義手、そして髪などが展示してありました。
どれも、取り上げた分の、戦後に残った一部分でしょうが、膨大な量でした。

X-T20

あまりの悲惨さとその数に圧倒されてメソメソしつつも。

なぜこういうことになったのか
ユダヤ人とはどういう人なのか(定義?)
そしてドイツはどうしてこういうことをするに至ったのか

などの解説が続き、それを自分の頭に入れて理解して、
「では、今現在の世界はどうなのか? 日本はどうなのか? 私たちの周囲はどうなのか?」
とも問いかけられ、それを思い起こしたり考えたりするのに、とても忙しい。
泣いている暇はありません。

X-T20

見学順路には、ガス室もありました。
入りました。

X-T20

バスで近くのビルケナウ収容施設にも行きます。
有名な、門と、線路。

X-T20

入って、中も見学します。

X-T20

強制労働させられた方々が寝泊まりしていたところ。

こういった建物が敷地内の奥の方までいくつもいくつも。
奥ではすでに破壊されたところも見えました。
もっと長時間の見学コースでしたら、もっと見てまわれるのでしょう。

X-T20

中で、線路の中ほどのところ。
このあたりで、降りたみなさんが左右に分けられたというのです。

X-T20

貨車は修復中でした。

X-T20

80年ほど前、この景色を本当に本当の絶望で見た人がものすごくたくさんいたかと思うと。

この後、ミュージアムショップに寄って、見学は終わりになりました。

この日、夏のバケーションのシーズンにも入っていて見学に来ていた方は多いようでいて。
実はオリンピックの開会式の日だったので
「こういう楽しいイベントのある日には、見学客は少なくなる傾向がある」
との話で、わりとスムーズな流れだったようです。

なんか本当に、「かわいそう、悲しい、つらい」だけではない、
やるべきことや宿題をもらってきたという見学になりました。


iPhoneSE

近くのレストランでお昼です。

iPhoneSE

ロールキャベツの中は、

iPhoneSE

お米!?

X-T20

午後は、ヴィエリチカ岩塩坑へ。こちらも世界遺産
工事用っぽい?エレベーターで下へ降りてゆきます。

X-T20

どのようにして岩塩を掘り出していたかの展示がたくさんありました。

ちなみに、今日明日とクラクフと近辺を案内してくださるポーランド在住の日本人ガイドさんが一緒でしたので、私たちのグループを案内するヴィエリチカの専門の方とグループになって一緒に進み、日本語で解説を聞きながら歩きます。

X-T20
X-T20

木材で坑道が作られて(補強されて?)います。
白は明かり取りのため。

X-T20

ここにもコペルニクス!?
塩を取るため(塩が必要な人のため、塩を取ってその人が稼ぐため)の坑道だったのが、やがて、祈りの場や芸術作品の場にもなってゆくように見えました。

X-T20

キンガ姫の伝説を表したもの。

X-T20

塩がカリフラワーのように見えるところ。

X-T20

人だけではなく馬もたくさん働いていたそうです。
こんな感じで、ひらすら案内に従って歩いてゆくわけですが。
解説の展示も豊富だし、彫刻はあるしで、飽きません。

iPhoneSE

聖キンガ礼拝堂。
さきほどの姫様がいらっしゃいます。

iPhoneSE
iPhoneSE

シャンデリアも、彫刻も、みんな塩。
美しいだけでなく、「ここに祈りの場が欲しい、美しい絵画彫刻も欲しい」という強い思いも感じました。

X-T20

坑道の壁、白いところというよりは、黒っぽいところ、光を当ててみると実は透明で、これが塩の結晶だそうです。

X-T20

帰りぎわに撮った、入り口の建物。

iPhoneSE

クラクフの街に戻ったら、レストランで夕食でした。
チーズが乗ったサラダ。

iPhoneSE

メインはお肉で、

X-T20

デザートはメレンゲのケーキでした。
ふわふわであっさり食べられました!

iPhoneSE

食後、外に出てもまだ明るいのです。
トラムいました。

iPhoneSE

街角のお菓子屋さんみたいなの?
スパイファミリーでこんなのを見たことあるような! という1枚です。

続く。

cam.hatenablog.com