加奈さんライブラリーコンサート

20日のことになりますが、県立図書館で行われた、「ライブラリーコンサート 班目加奈のトランペットによる 秋の日の幻想」に行ってきました。

加奈さんの演奏を聞くのは1年ぶり(前記事 id:camelopardalis:20090830)。けど、前回はコンチェルトでしたから。今回はトランペットと伴奏のピアノのみ。満喫してきました。

開場時間に着いたのですが、既に前の方は満席。補助席のパイプ椅子が次々に運ばれてきています。お客さんは、門下生のお子さんが多いんだろうな、と勝手に想像しておりましたが、予想に反して6、7割くらいが年配の方!? 図書館だからなのか、無料だからなのか、それとも地元のファンの方? でも、もちろん小さな子供達もたくさんいて。赤ちゃん連れの方もいらっしゃいましたね。演奏中に声が聞こえたりもしたのですが、それも、かたくるしくない感じで良かったのではないかと思ったのでした。

楽器は、普通のトランペット以外にピッコロトランペットとフリューゲルホルンを使われたので、音色の違いも楽しめましたし。プログラムの曲もバリエーションあって、飽きさせないものになってましたね。

トランペットって、私はほとんどオーケストラでしかやってないので、「目立ちたい!」「華やかに!!」みたいな意気込みがメインでしたけど。今回のようにソロで、ピアノを伴奏にして歌の部分を吹いて表現するっていうのは、どういう感じなんだろう? と、考えさせられました。口で表現しても言葉が音に乗らない分不利? けれども、楽器特有の声には出せない音色があるので、それを強みにして息を乗せ、表現してゆくということなのでしょうか。

それにしても、元議事堂だった(知らなかった!!)という図書館の視聴覚ホール。舞台中央の堂々した姿とその音楽は、「青年の主張」みたいな感じでした。

しかし、吹いてはしゃべって(曲紹介からクイズまで)、また吹いてはしゃべっっての繰り返しで1時間。相当大変じゃないかと思わされました。実際、ブログ記事でも「心身ともに後半ギリギリになってしまいました」と書いてらっしゃいますし。図書館の方、イベントを企画された方、もっと準備や打ち合わせはできていたのでしょうか? 助けられるところは助けられなかったのでしょうか? とか、イベント屋な視点でも見てしまいます。