あみものおつきさま

コロちゃんのかいすいよく―ボード・ブック (児童図書館・絵本の部屋―しかけ絵本の本棚)
子供が好きそうなしかけ絵本をまた探してきました。確かにおもしろがってくれたのですが…、相当、いろんな子供に読み込まれているようで、しかけが破れてないページが2、3枚ほど。そういうのがあると、ちょっと、「おもしろいぞ! 読むぞ!」という意欲がしぼんでしまいます。

にじいろのさかな (世界の絵本)
大型書店に平積みで、関連グッズもいろいろある、にじいろのさかな。借りてみました。確かにキレイ〜。子供たちもキラキラ光るページに視線集中です。

さて、いろいろな絵本を読んだ時、その本に何か教訓めいたことがあったり、本を読んだことでこういうことを学んだ、というのが欲しいと、ついつい親としては思ってしまうことがあります。けど、いざ、そういうことが書いてある本に出会うと、何だか興ざめしてしまう部分もあります(例えば、しまじろうビデオの「お話」なんかもそう)。キレイな奴が実はイヤな奴。でも、最後はいい奴に。キレイはキレイで、個性として残らないのかなぁ〜、とか思ったりしたりして。純粋に絵本を楽しめる、ってどんなのでしょう?

もうよわむしじゃない (ひまわりえほんシリーズ)
上の子はもうすぐ幼稚園。でも、この内容はさすがに難しかったようです。ウルトラマンが何かもよく知らないし。けど、なんとなくこんな世界がこれから待ってるって、想像してくれたでしょうか? 何も気付かず借りてきたのですが、かの有名な「おとうさんはウルトラマン」の作者の方の絵本なのでした。

どうなっているのかな?―バス・でんしゃ・フェリー・ひこうき (しかけえほん)
こちらもしかけ絵本。トラさん一家があまりかわいくないのか、どうか…? あまりうけませんでした。しかけがあるからといって必ずしも何でもおもしろいわけではなさそうです。乗り物のしかけ絵本なら、うちにある学研のはっけんずかんのりもの (はっけんずかん)、で十分だったのかもしれません。

11ぴきのねこ
11ぴきのねこ、シリーズ最初の絵本です。上の子は、大喜び。確かにおもしろい!

しかし、歌を歌ったり、まくらでねんねしたり、ねこ達と同じように楽しく生きている大きなさかなを、つかまえるまではいいとしても、食べてしまうなんてぇ〜! 上の子は許せないようで、本の11ぴきのねこたちを叩いたりしておりました。まだまだ、食う、食われる関係がわからない、と同時に、私たちと同じように過ごしている魚を食べて死なせてしまうことにも、ショックだったんでしょう。「たぬきのおなか」はおもしろくとも、我が家では、何とも、後味悪い結末となってしまいました。

こいぬのベニー―ぼくのいちばんだいすきなもの
家で誰かが風邪をひいたのか、何だか忘れてしまいましたが、例の「なんにぼにぼびません」を思い出して、再度借りてきました。ベニーだけ犬らしくって、他の大人の犬は人間のように服を着たり仕事をしたりしてて、どうも私には変に思えるのですが、それでも、子供にとって、何がおもしろさや記憶のつぼにはまるのかどうかわかりません。何とも不思議です。

あみものおつきさま (チューリップえほんシリーズ)
いつも本棚からはみ出てたからなのか、下の子にやたらとうけた絵本です。おつきさまもけなげで優しくっていいお方だし、動物さん達もかわいいし。おつさまがあみものをする、という発想も大胆。

そう、この間からの続きで天文の絵本をちょっと気にして探すようにしてるのですが、うちの子供たちが読めそうなのはほとんど皆無。そんな中、これなら楽しめました。家では継続しておつきさまを見ることはないのですが、月は、ある時はまんまるだったり、しばらくすると細くなったり、曇ったり雨だったりするとかくれて見えなくなる、そんなのも、幼児に楽しくわかってもらえるストーリーかな、と思ったのでした。