らいおんみどりの日ようび

小学校にて、「一年間に50冊以上の本を読む」という課題が与えられました。ので、新しい街でも早速図書館に登録し、本を借りてきています。前のところの最寄りは分館だったので本の数は少なかったのですけど(でも、絵本初心者にとっては十分な数でした)、今度のところは街まで出ないとないので、その分規模も大きくもっといっぱいありそうです。

こねこのチョコレート
かわいいタイトルに惹かれたのですが…、読み進めてゆくうちに上の子は逃げてってしまいました。何故って、ジェニーは弟の誕生日プレゼントとして買ってあげたチョコレートをついつい全部食べてしまったから。翌朝、食べてしまった本人は「どうしよう!?」って気持ちになるし、弟はショックを受けるだろうし、お母さんには怒られるだろうし…、というのが簡単に想像できたのでしょう。でも、そうはならなくてうまくおさまっちゃうところが絵本なんですけど。けど、その直前のその緊張感(?)がたまらなかったようで、「つまんなかった」とあっさり言われてしまいまいた。

よるくま
前にも読んだことのある酒井駒子さんの絵本です。男の子もよるくまちゃんもかわいいんだな。いなくなってしまったよるくまちゃんのお母さんを探して夜の街を歩きます。お母さんに会えて大泣きしてるよるくまちゃんの顔がぐしゃぐしゃになってるところもポイントかも。

そらまめくんのベッド (こどものとも傑作集)
前に、書店の絵本コーナーで子供が見つけて読んでたそらまめくんです。だから、「知ってる!」って言われたんですが、私の方が内容を知らなかったので借りてきたというわけで。しかし、そらまめのさやの中がこんなふうにふわふわになってるっていう本物は知らないみたいですから、これはどこかでそらまめをさやつきで買ってこないといけません。それから、シリーズになってるので他のお話も…。

ぼくのきいろいバス (学研おはなし絵本)
こちらも何度も借りたことがある荒井良二さんの絵本。あいかわらずのこのタッチが子供の落書きのようにいいかげんに見えるようで、でも、おもしろいし「かわいいな」とか思ってしまいます。料理をしてできたものを食べてる家々とか、「たのしそうに! いっしょうけんめいに!」いろんなことをしてる人々。その中に、白衣を着て薬品を混ぜて化学実験してる人がいるのを見逃しませんでしたよ。

らいおんみどりの日ようび (福音館創作童話シリーズ)
これだけ絵本じゃありませんし、借りてきたものではなくてうちにあったものです。ある方から子供へのプレゼントとしていただいたものなんです。5日くらいかけてやっと読めました。国語の教科書の最初に出てくる文章(もちろん暗唱もしました)が中川李枝子さんのもので、「この本も同じ人が書いたんだよ」って教えたらちょっと興味を持ってくれたようです。

で、「なんでらいおんなのにみどりなんだろう?」とか思いながら読み進めるわけですが。ねこに会ってサーカスに入れられたり、飛んでってくまに会ったりとか、冒険のような感じもするけど、そうでもないいほんわかした感じもするような(だって一度家に帰って食事したりする)出来事が続いて、そして、日ようびの一日が終わってゆく、そんな感じに思えました。それでもやっぱり、「続きどうなっちゃうんだろう?」っていうふうに気になりましたね、子供と一緒に。

幼年童話はまだ未知の部分が多いので、これからじっくり探してみます。