伊豆諸島 三宅島に行ってきた

久々のブログです。夏前から夏休みにかけては、例年どおりバタバタで他のことは全て後回しという感じでした。

その中での唯一の楽しみ、三宅島に行ってきました。

なんで島なのかと言われるのですが、4年前に小笠原諸島に行って離島のおもしろさや海遊びを知ったのと。それから、ジオパークがらみで、火山島に行ってみたいと思ったからです。2年前には伊豆大島にも行ってます。

今年はどこにしようか考えた末、噴火も落ち着いてきた三宅島にしようと決めました。珍しい野鳥もいますし。

というわけで、4泊5日(うち最初は船内での1泊)の旅の写真約500枚からいくつか。島内あちこち行きましたが、どこからでもいいのですけど、北東の椎取神社から時計回りにぐるっと一周という感じで写真紹介いたします。

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椎取神社。2000年の噴火の際の火山ガスで立ち枯れた木(カチカチに固まって朽ちることもできないとか)と、その下から生えた緑という、この不思議な景色。

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一方、噴火の際の泥流で埋まった元の神社がこちら。

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サタドー岬からのぞきこんだ海。台風が近かったこともあって、若干まだ波が高いです。海藻を食べにカメが来るところで、大小、何匹も見えました。

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大路池。約2500年前の噴火の跡。池には魚もいました。

近くのアカコッコ館にも寄って、水浴びするアカコッコメジロも見ることができました。それから、カラスバトの声もあちこちから聞こえました。このあたりは火山ガスの影響は少ないのか、森はモコモコしています。

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新鼻新山。1983年の噴火でできたもの。海岸で噴火して穴状の噴火口になったのが、数日後の台風で消失して、この部分だけ残ったそうです。それも、年月が経つごとに、鋭角だった先端がなんだか鈍角になりつつあるとか。後から知ったのですが、GLAYの「HOWEVER」のPVにも出てます。4人はこの先端の方まで行かれたようで。

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ブログにはこのくらいしか載せませんが、嬉々としてこういった石の写真を撮ってるあたりが我が家です。スコリアだけど青い色がついてます。銅が付着しているからだとか。

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七島展望台から見た雄山。ここも地面はスコリア(赤、酸化鉄の色)。山頂の左側が、まだ火山ガスの影響が強くて植物が生えず、茶色く見えてます。

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海水浴ももちろんしました。錆が浜です。真っ黒い、小石の浜。

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石を拾って並べてみました。海岸の石はほとんど黒ですが、赤っぽいもの。チャート、白いのもあります。あと、貝とかサンゴのかけらとか。

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水中OKのデジカメもあるので、魚も撮ってみます。シマシマで背中が黄色いのが、オヤビッチャ。今回、あんまりフィッシュウォッチングができなかったのが心残りかも。

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錆が浜に隣接する土方海岸のところにある地層。やはりここは火山島。島内いたるところ、道を作ったところや崖には地層が見えてました。上の子の地層好き(?)もあって、各所の地層の写真も撮りました。ここに、何度も噴火を繰り返した歴史が刻まれてます。

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錆が浜港から見た三本岳。帰りの船に乗る前に撮ったものです。

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その、帰りの船で撮影した、メガネ岩。溶岩でできたその形もさることながら、ここからも、火山ガスでやられた木々が見えます。

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忘れてはいけない、火山体験遊歩道。1983年の噴火で流れた溶岩が、一部の家々を飲み込み、小中学校のところでせき止められたという、聞けば恐ろしい現場。でも、一人の犠牲者も出なかったというのですからさすがです。

帰宅してから自由研究でまとめる必要もあって、たまたま図書館で「昭和58年 三宅島大噴火記録誌」という本を見つけて借りてきたのですが。これが、主に学校の先生方や小中高の子どもたちの記録文集でもあったので、興味深く読んでしまいました。
「(運動会の翌日の振替休日だったので)家でゲームをしていたら…」
「AくんとBくんと、大路池で釣りをしていたら…」
というふうに始まる子どもたちの作文からは、なんでもない日常を自然災害が襲う恐ろしさとともに、子どもなりに考えて、みんなで協力して一生懸命対応した様子がわかって、忘れてはいけないなと思わされました。ちなみにここに作文を書かれてるみなさんは私と同じくらいの世代の方なんですよね。

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伊豆岬の地層。指の先にある、他とはちょっと違う白くて細い地層が、約1200年前の神津島や新島の火山の噴火によるものだとか。これ、2年前の伊豆大島でも見ました。

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島の北東、釜の尻海岸に戻ってきました。写真の、ちょっと茶色っぽい緑色のかけらが、ペリドット(かんらん石)他、です。この海岸も黒い小石浜で、石を巻き込む波の音がすごいうるさいところでした。玄武岩の中に含まれるペリドットなどが落ちて、こうして観察することができます。左の緑色のはどう見てもガラスでしょうね。こういうの探すの夢中になりましたが、写真だけバシバシ撮って、全部そっくり置いてきました。

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旅に行っても(他でも)あんまり食べ物の写真は撮らないのですが、これだけは。船待ちの2階で食べた、サバサンドとパッションフルーツソーダ。

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宿の外で、星も撮ってみました。宿以外の明かりがほとんどない暗いところだったので、天の川も見えました。が、この日は風があって、三脚が揺れて星がなかなか点に写ってくれなくて。真ん中の3つの明るい星が、火星、木星、アンタレスです。


帰りの船を待ってる時、上の子に、「次に噴火したらまた絶対来るよな、うち」って言われましたが、火山島らしい、ここだけしかないもので楽しませていただきました。



今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2016夏」

千波湖の鳥

千波湖にはたくさんの鳥がいて、市民に親しまれているとはよく聞いてはいましたが、まともに散策したことがなかったので、ちょっと行ってきました。


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早速大きいのがいました。コクチョウ(黒鳥)です。千波湖周辺でやたらみかけます。6月にもなるとすでにヒナはここまで大きくなっていて、かわいい時期は過ぎたかも。家族大勢で歩いているとかなり威圧感があります。実際、人が来ると親が寄ってきて

「エサくれないのか?」

って見てきます。体格も大きいのでちょっとコワかったというのが正直なところ。野生の生き物は、基本、人を見たら警戒してくれないとおかしいので、「そんなふうに来られても、飼い主でもないので困るんですけど」といった感じで、鳥が好きでもあんまり嬉しい気分でなかったです。

そんなコクチョウと、そして同じく千波湖にいるコブハクチョウですが、

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このとおり、野鳥としてここに住んでいるのではなくて、外から親善の意味で持ち込まれた鳥です。したがって、野鳥ではなくて外来種です。外来種を放置しているというわけにはできないので、「オリには入れてませんが(担当の部署が)育ててますよ」、みたいな位置づけらしいです。なんかビミョー。検索したら千波湖のコクチョウは既に70羽もいるとか(天敵は、卵を狙うカラスくらい?)。


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というわけで、こんな看板もあります。親善の鳥だけでなく、全てに餌付け禁止です。でも、こっそりあげてた人はところどころで見かけました。


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こちらはまだ生まれたばかりのヒナと親。ヒナを安全な自分の羽の中に入れてからしきりに鳴くので何かと思ったら、パートナーを呼んでました。

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そのパートナーは、抱卵中。卵をひっくり返していました。

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というわけで、春は子育てシーズンなんでしょうが、そこかしこで繁殖してました。

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道をふさいで我が物顔です。ジョギングしてる方とか、気にならないのでしょうかね?

そういえば、散策して歩いていた時に、フンやニオイが気になりました。最初は「マナーの悪い犬の飼い主が?」と思ったのですが、どうやら違うようです(疑ってすみません)。こんな、大きい鳥達のフンなのです。ガタイもでかいし数も多いから、集まってるところではとにかく多い。ニオイも見た目も問題ありですけど、こういうのが、水質汚染にもつながっているのでしょう。


湖南側にあるせせらぎ広場あたりの水はまだ、きれいでした。が、そこもよく見ると巣があって、コブハクチョウが休んでました。

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大きいのばかりではなくて、他の鳥も。

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こちらはカモの家族。マガモ? と思ったけど、アイガモ(アオクビアヒル)なのかもしれません。

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こっちはカルガモ? ヒナのうち一羽だけ、ちょっと羽の色が黒っぽい子がいます。(ブログアップした後に詳しい方に見てもらったのですが、雑種かもしれないとのことで。雑種なら色の違う子がいてもおかしくない?)

カモ系は、冬は千波湖にもいろいろ来るらしいですが、春はこんな程度の種類かもしれません。


というわけで、野鳥らしい野鳥なんかいないじゃないかと思ってたら、見たことないのがいました。

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帰宅して調べました。オオバンです。しきりに羽繕いしてました。


千波湖はこんな感じですが、道をはさんだ隣の四季の原などの方が、オオヨシキリもうるさく鳴いていて、野鳥がいるというのが感じられるでしょう。今度はそっちを、時間をかけて探してみたいです。あと、違う季節に。

食器洗浄器

今週のお題「マイベスト家電」


続けて、写真も撮ったのでお題で書いてみたいと思います。


家電もいろいろあってそれぞれお世話になっておりますが、特に頼りにしていて「様」付きで呼んでるのは、やはり主婦の味方の食器洗浄器さま。

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購入当時の最新型も、気付けばもう10年以上経過してます。数年前に一度壊れたことがあって修理のため持ち帰られてしまったことがあるのですが、その数日間は本当につらかったです(精神的に?)。

購入のきっかけは、下の子が生まれて離乳食が始まったから。洗う食器も増えました。つまり、食洗器さまの年齢は下の子の年齢−0.5歳。ちなみに、冷蔵庫を今のに買い替えたのは上の子が生まれて離乳食が始まった時だったので、上の子の年齢−0.5歳なのです。

子どもが大きくなってやたら食べるようになった今も、バリバリ働いてもらってます。耐熱温度がクリアできてるものなら、たいていのものは入れちゃってます。

しかし、私を助けてくれるのは家電さまだけではなくて、そろそろ、子どもにも使い方を覚えてもらわなければ。そういえば、ちょっと前に、出先から電話越しに
「こういうふうに食器を並べて」
「洗剤をスプーン一杯入れて」
「ここのスイッチ押して」
って指示したことがありました。あれは、やってくれたのはありがたかったけど、見えないのでややこしかったかも。