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子ガラス

ベランダの子ガラス


ベランダでバタバタと、おかしな音がするなぁ、と思ったら、カラスがうちのエアコンの室外機とベランダの壁の間にはさまって、もがいているのです! 

一体何事!? と思ってのぞき込もうとしたら…、上空から二羽のカラスが盛んに鳴いてこちらに飛来するように、迫ってきます。そうか! このはさまったカラスは子供のカラスで、うまく飛べずにベランダにつっこみ、室外機との間でもがいていたのですか! そして、上空で見守る親ガラス達…。

子も必死なら、親も必死です。こちらは、まだひっかかってる洗濯物を汚されないかと、端に寄せたり、室内に入れようとするのですが、ベランダに出る度に、親ガラス達に猛烈に威嚇されます。マジで恐いです。うちの子供たちも、それはもう見たがってしょうがないのですが、子供に何かあってはそれこそ大変なので、洗濯物は適当に寄せて、あとは室内で見守ります。

じきに、写真のように、やっと顔を出したわけですが、飛ぶのが下手で恐いようで、なかなか足が前に出ません。つい、「がんばって!」と、ガラス窓の中からこっそりみんなで応援してしまいます。

そのうち、やっと足を外に向けて踏みだしたかと思ったら、下にドスンと落ちる音が…。多少は飛べたでしょうから、衝撃は少なかったでしょうけど、やっぱり落ちたようです。下にいるかなぁ〜と、こっちもベランダに出てのぞきたかったのですが、まだまだ警戒する親達は、出てきた私にすごい勢いで迫ってきます。ので、どうなったか見るのはあきらめました。

しばらくしてのぞいてみたのですが、子も親も姿はなく、どうやら、どこかに飛んでゆけたようです。

あぁ、それにしても、親は子を守るため、鳥も人間も必死なんだ、と思わずにはいられませんでした。初めて受けたカラスの威嚇は、かなり恐かったけど、あどけない子ガラスは、ちょっとかわいかった、かも…。