青いヤドカリ、すみれちゃん

青いヤドカリ

村上康成さんの夏の本を、また選んできました。前回借りた「なつはうみ」と違って、私好みの、生き物は無表情だけど、動きや色の豊かな、けれども削れるところは削りつくした単純なかわいい絵で表現していて、うっとりしてしまいます。しかし、細かい魚や鳥の種類がわかならない〜。悲しい&もったいない…、ので子供のリクエストもあって検索してます。そして、何をするわけでもないけど、少年を導くタコ。スミをぶっかけるところで、上の子大爆笑。思わず、お風呂に入っていた夫にわざわざ教えに行ったくらいです。そして、その後何度も「読みたい」と言われてこっちが困ったくらい。

ぐりとぐらとすみれちゃん (こどものとも傑作集―ぐりとぐらの絵本)

やっと図書館にありました、すみれちゃんの本です。多くの方が記憶されてるように、私も、朝日新聞の記事で知りました。子供を亡くすというとてもつらい記事ではありましたが、それと一緒に、ぐりとぐらってどんな本なんだろう? と記憶の片隅に置いておいたように思います。後に保育園の読み聞かせで聞いて、そういえばと思い出したのですが。

今回「すみれちゃん」を読んでみて、かぼちゃを投げ割るのは別として、なんてことはない、いつものおいしいほんわかお話だなぁというのが印象です。ぐりとぐらシリーズをちゃんと全部知りませんが、人間が登場すること自体が特別なこと、なのでしょうが。そんな印象…、つまり、おいしいし、ほんわかしてるし、彼らはとってもまじめに百姓してるしで、子供にとっては楽しい&安心なことなんでしょう。

記事を読み返してみて…。そっか、弟くんも新作に登場する、かもしれないのか〜。