- 作者: 吉川英治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1989/03/24
- メディア: 文庫
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1年前くらいに1巻を読んだってのを書いた気がしますが。思い出して続きを借りてきて、1ヶ月近くかかって読み終えました。この調子だと1年に1冊のペース? まぁ、その程度でも悪くはないかな、って気もしますが。
保元の乱とその戦後処理の混乱、そして、源氏と平氏の対立に至るところの話でしたが、戦いや処刑のシーンは恐ろしくとも、そういう(ある意味むちゃくちゃな? 貴族→武家(まずは平家)っていう)時代だったんだなぁ、っていうのが伝わってくる感じがしました。
あまり時代背景や、別作品でのこの時代の描かれ方とか(さえも)知らなかったのですが、歴史上の有名人物だけでなく、麻鳥とか、伴卜とか、そういった人物を描いているのもこの小説の特徴なのですか…。で、以前の大河ドラマのキャストを見ると、今、とっても有名で活躍されている大御所俳優さんがこのへんの脇の人々を演じてたということで、驚いちゃってます。総集編ならDVDになってるそうで、レンタルできたら見てみたいかも。