週末、茨城県立近代美術館へ行ってきました。
近美に行ってきた。
— おばやしあやの (@cam_ob1) 2022年2月20日
コロナで行けない代わりに、絵がフランスから来てくれた、という感じだった。 pic.twitter.com/pDZPcFEA7N
www.modernart.museum.ibk.ed.jp
ちらしをまちなかで見かけ、なんとなくタイトルの「風景画のはじまり」というのに惹かれました。
入館は予約優先ですが、予約サイトを見ると日曜でもかなり余裕があったので、焦ることはないかなと思います。
入って見始めてみて、「昔は風景画ってなかったんだ!」というのが最初の驚きというか、改めて気付かされたことです。
「神話とかそういうのが優先」「そもそも外で絵が描けない(道具が持ち出せない)」などで風景画がなかった時期から、道具やその他の面で風景を描くようになったということ。徐々に認められてきたということ。それがあってからの風景画なんだそうです。
小さい時から学校で風景画を描かされている現代の私たちには、今の常識を疑わないといけないレベルの話です。
なので、展示会のタイトルのとおり「風景画のはじまり」を、説明を読みながら見せていただきました。
これはパネルになってますが、最初はこんな、暗い森とアクセントになる人といった感じ。
そのほかにもたくさん絵があって、説明するとネタバレ(?)になるので割愛しますが、展示の最後にあるのが、クロード・モネの
べリールの岩礁
です(ここは撮影可)。
最初のうちは描いてるのが牧歌的な風景とかだったのが、だんだんと描く対象も表現の幅も広がり、そして、モネはここに至ったというわけなのでしょう。
「その、この荒々しい離島の岩場を描きたい気持ち、わかる!!!」
と、とても共感しました。
だって、自分も離島好きだから。
岩場と波を見てるだけでも楽しいし飽きないから。
ここは、「ベル イル アン メール島」といいう島だそうです。そっか、フランスにも離島あるんだ。
終わってから、ミュージアムショップの隣にある「描いてみよう」なコーナーにも立ち寄りました。
おもしろい催しやってるので訪れた人は是非参加して、そして、ほかの人が描いたものも見てみていただきたいです。
必見です! 絶対にカラスで吹き出します。
ロシア語とかの語学やってるとたいてい、現地の「美術館めぐり」みたいなのが話題に出たりするのですが。
今回、フランスですけど、美術館めぐりができたというか、美術館が茨城にやってきた! という、海外旅行みたいな経験ができました。
これまでも、見逃してるだけでけっこうこういうのがあったのでしょう。
もっと気をつけてみてみたいと思いました。
あとは、梅写真です。
近美の入り口付近の梅。こんな植え込みだと、見下ろして緑を背景に撮ってみたくなります。
そして、偕楽園拡張部はこんな感じです。
この日、この後にあられが降ったので雲行き怪しかったりしますが、毎日まだまだ寒いせいか、こんなふうなところがあっても咲き進んでる感じではなかったです。
やっぱり月末か3月頭かもしれません。