ササキオサムソロワンマンライブ@吉祥寺

MOON CHILD”のカテゴリ記事、なんと2年ぶりです!

関東に引っ越してきたんだから、SCRIPTのライブだって、それ以外の佐々木收さんが関わるライブだって東京では何度もあるんだから、大阪にいた頃より頻繁に行けるって、と思ったのは大間違い。チケット取ったのに具合が悪くなったり(去年の8月)、なんだかんだで、今頃の再会となってしまいました。

実はこの日、盛んにつぶやいてたとおり、午後3時過ぎまでつくばにてサイエンスカフェについて話すイベントに参加しておりました。こっちも記事にしようかなーと思ったんですけど、当日のは編集された上でラヂオつくばで放送されるそうですし、その後のtwitterの議論も盛り上がってしまっていて、それらを見ていだだけた方がふさわしいでしょうかね。http://togetter.com/li/62614(めちゃ長くなってる)

それを何とか抜け出して吉祥寺までたどり着いたのが5時半。待ち合わせにすっかり遅れてしまい、申し訳なかったです。

ちなみにこのライブをtwitter経由で誘ってくださったのは、id:ayanologさんです。まだムンチャイMLが動いている頃に知って、ブログその他でライブに参加され感想書かれているのは読んでいたのですが、お会いするのは初めてでした! お互い「あやのさん」なので、どう呼んで良いかって感じでしたが(笑) 本当に、誘っていただきまして感謝です!

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前置きが長くなりましたが、ライブの方の話を。

オープニングアクトで登場したのは、オサムさんの音楽学校の生徒さんという「海月(くらげ)」さん。どこにでもいそうなフツーのかわいい女の子、という見た目でしたが、キーボードに向かって歌う姿は、悲しい曲でありながらパワフルでした。

その海月さんに「先生」と紹介されたオサムさん。サングラスしてギターケースを抱えての登場です。・・・、とそんなふうに書いているとあの時の長文を書く勢いになってしまいそうなので、あえて細かい気付きもMCもそれに対するツッコミも削除の方向で(あそこやここがカッコイイっていうのも同時に。スミマセン、きりないですので)。ブログにてセットリストも早速発表されておりますので、それに沿いつつシンプルに行きましょうか。

一部の弾き語り。早速、MOON CHILDの曲でこっちはクラクラしておりました。「ストロベリーアイスクリームソーダ」「ララバイ」が聞けたのなんて、本当にあれから全くなかったんじゃないかと。なのに、“事故?”発生(爆笑) 初めてのソロライブなだけに、緊張してるのかなーというふうにも見えましたが。

新曲「cosmos」は、オサムシTVショーで聞かせていただいていたので、わりとすんなり心地よく。

こっちの涙腺決壊したのは「朝焼けの唄」でした。3rdアルバムが出て、解散が決まって、それでもアルバムをひっさげてのツアーがあって、必死に調整してできるだけ見に行って、ラストが渋公。あの日の帰り、寝台急行「銀河」にて、この唄が頭ん中をぐるぐる周りながら「終わってしまったんだ」っていうどうしようもない気持ちと、次から気持ちを切り替えなければというのとぐるぐる眠れない夜を過ごし、朝焼けを見たかどうかは忘れたけど、そんな夜を過ごしましたが。あの頃をループして思い出しながら聞かせていただいておりました。

ピアノに移ってのカバー3曲は、おもしろい選曲でした。オサムさんもラブソングはいくつも作られてますけど、あんまりその、ストレートに「好き」とか「キスしたい」とかアピールする曲は少ないように思います。だからこそ、いつものあの歌声でこんな歌詞、しかも3曲連続、言われたら… (*ノノ)キャ

1部最後の「アネモネ」。さびのところで両手を前に出して「どうぞ」みたいなポーズをするというファンのお約束、何も考えてなかったのにすっと自分の手が出たのに自分で驚きました。

休憩を挟んで、THE SASAKI OSAMU BANDによる2部。ドラム、ベース、そしてオサムさんによるギター&ボーカルの3人バンド。ベースの方が女性でびっくりいたしました。検索しましたよー。渋谷有希子さんです。さらっとしているようで、エネルギッシュな方でした。3人とも、黒ぶちめがねをしておりました。

1曲目で「選ばれた場所」、続けて「requiem for the man of nomad」、またさらにMOON CHILDの曲と続いてゆき…。正直、「ここは大阪厚生年金会館? Zeppなんとか? それとも渋谷公会堂?」みたいな感じで、あの頃のようにノリまくりましたとも。

新曲「FREE, I AM FREE」。「ノリにくいかも」と紹介されましたが、全くそんなことなかったです。あの5拍子はめちゃくちゃ印象に残ります。そこから3拍子になり、最後に4拍子。歌詞なんて全く聞き取れず、「自由だー!」というメッセージはむしろ、その自由な拍子のカウントからこそ伝わった気がします。

今月26日が誕生日だというオサムさん。みんなで「ハッピバースデートゥーユー♪」を歌ったのは、このあたりだったでしょうか。本当に嬉しそうで、何度も「ありがとう」を繰り返していて。

そんな感じで、2部バンドの方はなんかあっという間でしたねー。おなじみでかつ何やらひっかかりもありそうな「ESCAPE」ではやっぱり盛り上がり(これがオリコン1位を取ってた頃はファンじゃなかったので、この曲はライブもそうだけどPVのイメージが強い)、「Hallelujah in the snow」ではライブやPVと同時に、楽譜を買ったのでベースが弾けるようになりたいと練習したあの頃のことを思い出しながら、聞き入ってしまいました。

アンコールで3人再登場し、「Brandnew Gear」。ファイナルライブが帰ってきたような、「チュルチュ♪」の声に包まれたライブハウス。

そして、2度目のアンコール。オサムさんギター抱え一人で登場し、「グッドバイバイ」。もう、MOON CHILDには会えないと思ってたけど、会えたなー。あの頃の私に教えてやりたい!、と思いながら聞かせていただきました。歌い終えたところでギターの弦が切れて、本当にバイバイ。

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と、そんな感じで、随所に書いたとおり、あの頃にトリップしまくりの嬉しい時間でした。あの頃はあの頃で、無知で自由で好き放題勝手やって(書いて)たけど、楽しかったなっていうのを。さらに、あの頃に大好きだった曲を今でも大好きで、そしてこうやって作者やファンと共有できる、してもいいんだなっていうのを感じてました。解散したからバンドは終わりとか、自分が歳いったから好きだった青春ソングやラブソングは合わないとか、そういうのは気にしなくっていいんだなっていうの。

はっきり言って、オールスタンディング2時間以上もプチ遠征も、何かとキツいんですが(爆) あの夢のような時間には変えられませんでしたー。次回、ソロワンマンは2月。行けるかなー。