とべ!ひこうきかぜにのって

国語の教科書にスイミーが載ってるものですから、もとの大きな絵本を読んでみました。

スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし

教科書は絵本よりもページ数が少ないので、絵本にはあるけど教科書にはない絵があります。また、縦書きに合わせて絵も左右反転させてあります。

仲間を失って一人で泳ぐスイミー。最初は寂しそうな表情をしてるのですが、おもしろものを見つけた時は目が笑ってるんですよね。びっくりした時は黒目が大きくなってるように見えるし。

さらに、

Swimmy

原版(英語版)も借りてきました。喜んだ子供は学校へ持参し、英語の時間にネイティブの先生に読んでもらったそうです。英単語はさっぱりわからなくても、子供達は暗記するほど日本語で読んでますから、英語を聞きながら話の内容が頭に浮かんだのではないでしょうか。“水中ブルドーザー”みたいないせえびが、英語では“a water-moving machine”(マシーン)だった! ところが驚きだったとか。


ブルオはいぬごやのした (えほんのぼうけん 13)
恐い顔でいつも、主人公しげちゃんに向かって吠えるブルオ。ある日、犬小屋の中にボールが入ってしまったので、勇気を出して取りに入ってゆきます。すると、犬小屋の下にはさらに階段があって、もぐらの部屋がいくつもいくつも!! それぞれの部屋と、その主が何をしているかが個性的です。

とべ!ひこうきかぜにのって

とべ!ひこうきかぜにのって

実は、こちらの作者の方とは以前にあるところでお話などさせていただいたことがあります。きっかけもその内容も絵とは全く関係ないネタだったのですが、「本職はイラストレーター」と聞いていたので、おつきあいがなくなった後も「その後どうされてるかな?」って気になってはいました。で、調べてみたところ、こんな素敵な絵本を出版されていたとは! 絵のタッチもあの頃見せていただいたものと雰囲気が同じです。

たけひごグライダーを買ってもらったぼく。早速作って飛ばしてみますが風にのって遠くへ飛ばされてしまいます。そこから、ひこうきの冒険が始まります。行く先々でいろんなことがありますが、要所要所で地図がついてるので、どこを通過してきたのか、どこに滞在したのかがわかるようになっています。このあたりは、子供たちは必ずだとって見ますね。

ずいぶん前にお会いしたとはいえ、作者の顔が浮かぶと、「こんなにたくさんの絵を、大変だったんだろうな」とか「どうしてグライダーを題材に選んだんだろう?」とか、普段、絵本を読んだ時とは違う感想が浮かびます。