ふわふわふとん

少ないんですが、他に借りてきたのは「かいけつゾロリ」とか。調べたんですけど、ゾロリって今のところ全46巻だそうです。上の子はもう「ほとんど読んだ」と言っております。で、私の仕事は、まだ学校に入ってない新しいゾロリの本を図書館で借りてくることです。

ふわふわふとん―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集)
なんとも弱そうな小さな虫たちが力を合わせて難をのりきるという、この「やなぎむらのおはなし」シリーズ。前に確か、「きんいろあらし」を読んだはずです。今回のりこえるべきものは、寒さと雪。みんなで力を合わせて、ふわふわふとんにするためのががいものたねを運びます(ががいも、って何?)。

絵本のサイズなんて他とたいして違いはないのに、登場する虫や他の生き物もみんな小さく描かれているせいかちっぽけで弱々しそうで。顔も小さく描かれているからか、表情もわかりずらいんです。なのに、子供はこういうのが好きみたいですね。

だるまちゃんととらのこちゃん (こどものとも傑作集)
かこさとしさんのだるまちゃんシリーズ。てんぐちゃんは読んだことがありましたけど、他にもいろいろあるようです。

今回のだるまちゃんは、ペンキやさんちのとらのこちゃんと一緒に、山でとってきた色のついた土を使って街でお絵描き遊びを始めます。やがて、それを見た街の人(とら)たちから、ペンキやさんにも仕事がまいこむようになります。街がだんだんとカラフルになってゆく様子もいいのですが、「かこさとしさんらしいな」と思うのは、いろんな形の車がずらりと並び、いろんな色や模様に塗られたページ。からすのパンやさんの、おいしそうないろんなパンがいっぱい、なページを思い出します。

とらのこちゃんが眉の濃いお父さんそっくりで、お母さんは下の子をおんぶしながらニコニコ一緒に仕事をし…。そんな家族の姿もほほえましいです。

しゃっくり1かい1びょうかん―こどものためのじかんのほん (福音館の科学シリーズ)
子供に、時間の長さを伝える絵本。しゃっくり1回を1秒って説明するとは、なるほど! そういえば、一秒や一分をどう説明していいかわからないことがあったし、昨日が「昔」だったり、1年前が「この間」だったり、とんちんかんな話をすることがよくありますけど、こんなふうに本としてまとまっているととってもわかりやすいのでしょうか。

しろくまボビーと はじめての ゆき (世界の絵本(新))
しろくまのぬいぐるみボビーは、初めて雪を見た夜、家を抜けだして雪の中を探検に出ます。その時点で上の子は「やばい!」と思うわけですが…。道に迷って泣いてるところを、案外あっさりと森のリスやフクロウに助けられて、無事に家に帰れて、めでたしめでたし。ここでようやくひと安心です。王道といえば王道なストーリーですかね。最後のページ、窓の外にそりに乗ったサンタクロースが見えていて、それをお人形さんが見ています。えっと…、君もまた雪の中を探検に行ってしまうのでしょうか…。