研究してもいいよ、って伝えたい

事業仕分けについて、知ってる人のブログやタイムラインにて関連の話題が続いてますが、乗り遅れました。というか、普段の生活でいっぱいいっぱいでございます。あんまり考えたり出てきた意見をじっくり考えたりしておりません!

新聞記事になる程度くらいはフォローはしてますけど、正直なところ、「お金がないんだから、誰もが無駄を削ったり削減したりするのは当たり前じゃない?」とか思ってます。ほら、家計だって、赤字ならば真っ先に、子供の習い事あたりを考慮するでしょう? もちろん、食費の無駄探しもしますが。国の財政と家計を一緒にするな!とか叱られそうですけど(笑) 実際、その無駄探し先が科学技術にだけ向かっていないですから、科学技術だけ聖域になっちゃうのもどうかと思うわけです。

理系だったくせに、大学で(お金をばんばん使って役立つなんて思えないような)研究してたくせに、地に落ちたものだ、とか言われそうですけど。そうですとも、落ちましたとも。

で、たどり着いた先には科学技術を支えているはずの、多くの人がいることを改めて知りました。そのみなさんは、科学技術に使われる税金を払ってるのに、その中身をほとんど知らないのです。近しいママ友さんでさえ会話で仕分けについて出すことはためらわれるのでしてませんが、聞いてみたいですね、みなさんの受けた印象や本音を。いずれにせよ、科学技術についてみんなで考えるチャンスがやってきたわけですから、うまく生かせるようにと私も考えてはみたいです。

ところで。ブログの先生こと、5号館のつぶやき先生が、ブログにてこんなことを書かれておりました。

私は研究費を受け取る側として、最低限でも多くの国民の皆さんに「まあそのくらいの費用ですむなら研究してもいいよ」と言ってもらいたいと思いますし、さらにできるならば「いろいろと苦しいんだけど、みんなで我慢するから未来のために研究してください」と言われるのが理想的だと思っています。

科学研究には無駄なお金がかかるものです : 5号館のつぶやき

じゃ、「研究してもいいよ」

と言う、その機会は私たちに与えられているのでしょうか? そのチャンネルとかあるのでしょうか?

先日、twitterでつぶやきを書いたのですけど、それがこんなのでした。

おもしろそうな研究パンフが大学にあったのを見つけても、どうやって応援とか関わりたいとか、全然アクセス方法わかんないし。
2:50 PM Nov 30th webで

本当にわかんないんですよ。例えば、環境問題なんかに関心ある関係で、1年くらい前からサステナなる学問があるということを知ったのでもうちょっとよく知りたいと思ってるんですけど。立派な冊子があるのに読者のお便りコーナーさえないんですね。置く場所を増やす、人の手に渡るようにする(つまり、一方通行な、教え与えるだけでの欠如モデルなやり方)だけでは理解が進まないって思うんですけど…。

普通の人が科学技術の最先端の研究内容を知る機会って、まずはニュース? それから、新聞とか雑誌とか? ネットも多いかもしれませんが、そちらはどちらかというと調べてさらに詳しい内容を見に行く、みたいなふうにも思えます。あと、私なんかはまだ大学や研究者との接点がいくらかあるので、大学や学会の会場にてパンフレットをもらってきて知ることもあります。

ニュースを見て、科学番組を見て、パンフレットを見てもいいんですが、「おぉ、すげー」と思った時、その気持ちを研究者に伝える手段て、ないのですかね? その先生の講演会にわざわざ足を運ばなくてもいい、テレビ局や新聞社に賞賛(または疑問や抗議)の電話や手紙やメールを書く手間もなくてもいい。そんなの。

簡単に思いつくのは、ブログ等があれば、拍手とかスターボタンをぽっちっと押すの。とすると、大学のホームページ、研究紹介のページや教員一覧には、拍手ボタンが設置されるのがいいのかなー、なんて、安易にはそんなのが思いつきましたが。もちろん、身内からの投票はなしってことで(笑)

いろんな人に支持を得られるようにならなければ、というふうに思うのは、市民の支援を受けて研究するというのをやっていたところに所属してたからというのも、あるのでしょうかね。まぁ、あそこは超特別、でしたけど。