日食 準備中

22日の日食に向けて観察用の筒を作ってみたら、上の子がそれをまねて、手近な材料で作ってしまいました。それが、中央のちょっと長めなやつです(しかもこの後同じようなのを追加で3本ほど!)。けっこう簡単といえば簡単ですね〜。もともと筒になってないもので作ろうと思えばできるし。

さて、日食ですが、ささやかながら観望会をすることになりました。でも、誰でも参加できるものではないのです。

この日、下の子の幼稚園の行事がありまして、たまたまその、みんながフリーになる時間が日食の時間と重なっていました。そこで、担任の先生を通じて

「この日に日食を見ませんか? 私が指導とか準備とかしますので」

とお願いてみました。ので、対象はあくまでその園の子供達(それから保護者のみなさん、関係者のみなさん)で、関係のない方は参加できません。どこにも広報できません(笑)

ただ、閉鎖的なこういう場だからこその良い点があります。それは、参加者のみなさんとの関係が“これっきり”ではないことです。これからも同じ幼稚園に通わせる子供同士、親同士、科学うんぬん関係なく顔を合わせる機会はたくさんあるでしょう。園のお迎えや行事で会うだけでなく、もしかしたらランチ会とか一緒に遊ぼうとかいろいろ…。そういう時に、ちょっと思いついた星や宇宙についての疑問だけでなく、学校の理科や身の回りの科学についても、雑談の延長でいろいろ話せる機会が持てるのではないでしょうか?

まぁ、(今回も)いつものとおり小さい子供達が相手なので、疲れないように、集中力が保てる時間だけしゃべるように。でも、本当はそばにいる大人の方にこそ興味を持ってもらうように、内容を考えてみたいと思います。私の行動方針としては、いかに大勢の人に一度にしゃべるかではなく、一対一のコミュニケーションをこなしてゆき印象に残るものにするか、という感じです。

ところで。今頃になって日食の情報を探すうちに「世界天文年て何?」みたいな感じで関連サイトを見たり、前に送られてきた冊子を見たりしております(^_^;)  趣旨はもちろんよくわかるし、そういうイベント的なことをやることで考えてもらう機会を持ってもらうってのもわかるんですが…。どうも、それイコール市民の科学リテラシーを上げるとか、論理的に考える力(習慣)をつけるとか、そういうところに結びつけるのが難しいなぁ〜、と。自分には結局天文しか残らない(それももうほとんどない?)くせにそういうことを考えてるあたり、かなり無理があるのですが、現場を離れているからこそ見える&考えられることをもうちょっとつきつめてゆきたいものです。

というわけで、日食のこと。近頃はどこもそうだと思いますが、セキュリティーとか個人情報について非常に厳しいので、どこまで報告が書けるかわかりませんが。そ〜んなことをやっています。