Intersecting Voice Cafe Voice1.青春のホログラフィ

hamarie_februaryさんが主催されるサイエンスカフェに行ってまいりました。

きっかけは…、関西でサイエンスカフェに興味ある仲間? というか、ブログつながりと言った方がいいかもしれません。場所は、帝国ホテル隣のOAP TOWERの2階のカフェです。ちなみにこの日、帝国ホテルには韓流スター(ヨン様ですよね?)が泊まってらっしゃったみたいで、ホテル前には姿を見ようという多数のお姉様方がずらりでした!

さて。サイエンスカフェのゲストは、このブログでも何度か紹介したことがある、エイトハカセの作者のDr.TOMOTOMOさんです!

もちろん、マンガの裏話だけでなく、というかこっちが本業という、研究のお話もいろいろお聞きし、質問もさせていただきました。はっきり言って、「ホログラフィーを使って原子の配列レベルの小さい世界を調べる」というテーマは非常に難しく、身近でもなく、

「えっ?」「それ何ですか!?」「う〜ん…」

って感じでもあったのですが…(気分はニャン博士)。でも、Spring8というすごい装置で見えてきたもの、そこからどうやって情報を引き出して理由(裏付け)ある発見に結びつけるか。そしてやがては大型ではなく小型装置からでも得られた情報を有効に利用できるようにしたいという、研究の流れともに、おもしろさ(熱意)を感じました。

驚きだったのは、TOMOTOMOさんはもともとは実験装置を作って測定している、いわゆる「実験屋」さんだったのに、その得られたデータが何を示しているかを知りたいために、理論についても考え始められて、とうとうつきとめられた(新理論、計算方法の発見)のだそうです。話を聞いてて最初は「シミュレーションしてるから理論屋さん? なら何故に大型装置のある場で研究してらっしゃる?」って謎に思ってたのですが、今も装置もいじっておられるそうです。

その上で、この「ギザカワユス」なマンガまで描いちゃうんですよ♪♪ キャラ誕生秘話から、広報として認められるまで、そして、未公開新作マンガまでおみやげにいただいてしまって、嬉しいです。はい、期待どおり、サイン会になってましたとも。

ちなみに私は、TOMOTOMOさんご自身と専門がかぶる、物性物理のブウ博士を描いてもらいました☆

サイエンスカフェって、研究者も一般の人と話をすることで学んだりってのがもう一つの柱でもあるのですが。こうしてブログの片隅で私がこそこそと応援してる(ネタにしてる)のをTOMOTOMOさんもお読みになれてたそうで、今日会ったことで「読者ってこんな人なんだ」っておもしろがってもらえたみたいです。新ネタ(新展開?)期待したいです!

ところで。私自身、Spring8は過去に何度も見学させてもらったり(忘れてるけど)、たまたまTOMOTOMOさんのお手伝いでいらっしゃってたOさんと顔見知りだったして(それこそ9年ぶり?)盛り上がったりで、もちろんエイトハカセも行きの電車内でばっちり復習したので、あれこれしゃべってすっかり楽しい思いをさせていただいてしまいました。出しゃばってしまってはイカン!とセーブしてるつもりだし、周囲の「へぇ〜(ぽかーん)」ってなってる方に話しかけたりと努力はしたのですが。なかなか自分のポジションが定まらず、そのあたりをちょっと難しく感じてしまいます。

帰宅したらまだ子供達は起きていて、

「エイトハカセの新作、やったぁーー!!」

と叫ばれ、さらに、

「なんでブー博士なの? ニャン博士が良かったのにぃ〜」

と文句まで言われる始末(笑) それなら連れていってやれば良かったでしょうか? いえ、サイエンスカフェの場にはちょっと幼児は合わないので、毎年3000人が集まるという一般公開へ行くしかないですね。