紫いもで実験 その2

前回、紫いもの汁は酸性で赤色、アルカリ性で青色に変化するという記事を書きましたが、まだ汁も残ってたし、気になることがあったので残ったもので、あの2日後くらいにちょっと実験してみました。

先に、紫いもの汁に一方は酢(酸性)、一方は重曹アルカリ性)を入れて、色が変わったのを確かめます。

その後に、酢を入れた方には重曹重曹を入れた方には酢を入れてみました。果たして、色は戻るのでしょうか? つまり、色が変わった(変化した)アントシアニン(物質)は液体の性質によってもとに戻る(さらに変化する)のかな?と思ったので、それを確かめてみたかったからです。

ところが、入れてびっくり。液体が泡立ったのです。双方とも。

子供たちが見てるっていうのに危険なガスが発生したのでは?と一瞬焦りましたが…。ちょっと考えればわかるとおり、発生したのは二酸化炭素でした。

酢酸(酢)+炭酸水素ナトリウム(重曹)→酢酸ナトリウム+二酸化炭素+水

化学式にしてませんが、そんな(ような)反応が中で起きてたということです。もちろん、使った酢は食用酢なので、単純に酢酸のみというわけではありませんから、できあがった物質も酢酸ナトリウムだけとは限りません。

そして、後から足すものの量を適当に加減してあげると、液体はだいたい、もとの紫色に戻りました。

ただそれだけなんですけどね…。そういえば、学校で使ってたリトマス試験紙も、青から赤、さらに青と、1つのものでも変化してたような気がします。一応、こんなのもやったということで載せてみました。子供たちもそれなりに驚いてましたが、「だから何?」って感じでどっかに行っちゃってしまって。考えてもらうには知識不足? こちらも演出不足かもしれません。実験ショーをやるには、万一汚されてもいいようにもっと準備を整えないといけないですね、きっと。

ナチュラルクリーニングを実践されてる方はおわかりのとおり、重曹クエン酸とかでおそうじすると、泡立ってよく汚れが落ちますって紹介されてますが、まさにその「泡立ち」がカップ内で起きたわけです。ナチュラルクリーニング、実践してないのばればれですね(笑) えぇ、こびりついた汚れはブラシでごしごしこすってみちゃうタイプで・・・。