安彦良和原画展

安彦良和原画展

京都駅にある美術館「えき」KYOTOで開催されていた、http://www.add-system.co.jp/yasuhiko/top.htmlに行くことができました。えぇ、もう、すっごく楽しみにしてたんです!!

シャア専用携帯が発売され、直後にあっという間に売りきれたりとかして、まだまだガンダムが熱い世の中ですが。私は、世に言うガンヲタの方々に比べれば、ちゃんと見ているつもりではいるけどセリフもモビルスーツもいくらか忘れたし、ファーストに続く宇宙世紀の物語しか認めてない、多分(いつものことながら)中途半端なヤツなんでしょう。けど、やっぱりガンダムへの思い入れは強いです。中でも、安彦良和さんの絵、キャラが大好きでした。アニメ雑誌やムック本、CDジャケットなどを眺め、夢中になってた10代の頃には思いもよらなかったのですが、今回、その生の原画を見ることができました。


入場前の廊下からこんなんですから。も〜たまりませんね。

美術館だからけっこう固い雰囲気なのかなぁ?と思ったら、休日だったこともあるのか中は人がいっぱいでした! しかも、子連れのお父さん、お母さんもちらほら見られます。

入場して最初のコーナーは、安彦さんがアニメ界で活動をされた頃から、ガンダム(ファーストからF91)まで。もう、自分の中ではかすかな記憶しか残ってない、でも、親子で毎回楽しみに見てた「クムクム」の生の絵。そして、もうはまりまくってあちこちで見まくったガンダムのキャラクター達の絵。たまりませんね。いくつかの絵(半分以上?)は、「これは見たことある」とか「××に載ってた」とかいちいち思い出してしまいます。ファーストガンダムのキャラ設定の絵もありました。あれって最初は朱色の色鉛筆で描かれてたんですか? 下に載せちゃいますが、サイド7にてアムロがフラウを抱きしめるのとか(これは楽譜の口絵)、某アニメ誌付録のカレンダーの絵とか(カレンダーは最近捨てちゃったんだけど、ポストカードは残してあります)、これの本物が見れたわけです。近寄って見れば、筆遣いや絵の具の厚みまでわかるわけで…。

真ん中のコーナーは、ガンダムを終えてから書かれた小説や漫画、そして、一部がまたアニメ作品になったものが紹介してありました。小説を書かれていたとは全く知りませんでしたが、アリオンはわざわざ遠くの映画館まで足を運んだのをなつかしく思い出します。星のお話を仕事でしてた関係で、ギリシャ神話もよく読みましたが、頭の中ではすっかりこの、安彦さんの描く神々の顔がインプットされてしまってます。漫画については改めて、いろんな分野を描かれているってことがわかって驚きました。ヴィナス戦記のようなSFあり、歴史ものも、海外のも日本のもあるし。どれも読んでみた〜い! 中でも気になったのは、北海道などの北国が舞台のものとか。

最後は、「THE ORIGIN」の原画です。読みたいとか言いつも手が出せてなかったのですが。ガンダムエースの表紙になってる絵だけ見てまわると、「なんか、昔のみんなの顔と違う…」ってちょっとがっかりな気もしてたのです。が、でも、今回の原画展で安彦さんの絵の歴史、作品史をざっと見たおかげで、アムロもシャアもほかのみんなも、なんとなくだけど、神話の時代や現代や、ヨーロッパや極東や日本を旅して、そして宇宙世紀に帰ってきたような、そんなふうにも見えました。けど、もちろん漫画原稿も展示してあって、「THE ORIGIN」の中身を初めて見たのですが…、キャラが動くとガンダムの世界にちゃんとトリップできます。

最後、漫画など物販コーナーもにぎわってまして、図録を買うかどうか最後まで悩んだのですが、買わずじまいで。漫画も欲しいし。このあたりはもうちょっと余裕が出てきたらかなぁ? そういえば、サイン会もあったそうですが、アゴラと重なってたので早々とあきらめてました。

と、帰ってきてみてこの原画展のサイトを確認したら、これって各地をまわってるそうで、春には神戸と明石であるそうです(ってここにあったものを2分割しちゃうのかな?)。なんか、また行ってしまいそうな勢いを感じてます。

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そう。京都駅にはこんな大きなクリスマスツリーがありました。もう12月ですか。早いものです。