おーいみえるかい

上の子に「龍の子太郎」を聞かせてるせいか、なんとなくだけど、絵本が下の子用みたいになってきてるような気がします。そんなわけで、文字数の少なめな本をいくつか読みました。

バナナンナン
ちょっとしたしかけ絵本。ゾウもキリンもゴリラもバナナを食べたいのに、持ち去って逃げるサル。タイトルが「バナナン ナン」なんて、変てこだなぁ〜と思っていたら、本文ではみんなして、なんか呪文か合言葉のように唱えていて。一度しか読んでないうちから子供たちは、「バナナン ナン」と言って歩くようになってしまったという…。そういうものなんですね〜。

せなけいこのうさぎちゃんえほん〈1〉うさぎちゃんつきへいく
先月のイベントで月の絵本を読み聞かせしましたが、せなけいこさんの、月とうさぎの絵本も見つけたので借りてきました。切り絵のうさぎちゃんはあのとおりなんともいえないかわいらしさなんですが、注目すべきは切り絵宇宙人でしょうか?(笑)

せなけいこさんのうさぎが出てくる絵本は本当にいっぱいあるけど、このうさぎちゃんは月へ連れてってもらって泣いちゃうだけの受け身で、いつものはちゃめちゃ大胆さがないのがちょっと残念かな? ってこのうさぎちゃんはめがねうさぎとは別人ですか。

にっこりねこ (世界の絵本(新))
表紙のなんともいえない笑ったネコに魅かれて借りてきました。が、序盤からむっつりネコ。そこに現れた、真っ黒なはらぺこぱっくりかいじゅう。なんでにっこりなのかは読んでのお楽しみとして。意味がわかんねぇ〜、とか思っちゃダメなんですかね? 何も考えずに全てぶっ壊して1から始めたことがいいってことでしょうか? 最後、あのかいじゅうはどこへ行ってしまったのでしょう…。

おーい みえるかい
五味太郎さんの絵本。「おーいみえるかい」と声をかける誰か。ズームしてみるとアリさんなんですが、帽子をかぶっています。帽子にズーム、その先は…。

一番最初は、ズームしてゆくと何が見えるんだろう?と思う楽しみがあり、2度目以降は「この後○○が見える」と言い当てるのも楽しいという、さすが五味さんの絵本です。