トカゲの幼体

トカゲの幼体


暖かくなりましたね。春ですねぇ〜。子供たち、学校や幼稚園から帰宅したらすぐに外遊びです。つきあう方も大変です。

そんな中、近所の子がこんなのをつかまえていたので見せてもらったのですが、さて、これってトカゲかカナヘビか、よくわからなくなってしまいました。

ちょうど1年前の春、id:camelopardalis:20060311 にも書いたとおり、「トカゲとカナヘビは違う種類」と教えていただいたのですが、そこで覚えていた違いは「トカゲは光沢ある体ですばしっこい、カナヘビは茶褐色でとろい」ということだったので、子供がつかまえていたのはとろい方のカナヘビだと思ったんです。でも、光沢あるし縞模様があるし…。

というわけで、改めて調べなおしました。そしたら、トカゲの幼体だったんです(例えばWikipediaの記述はこちら)。だから、体も小さいし、まだ鈍いからつかまってしまったんだなぁ〜と。なのに、すっかり人に慣れてしまったのか何なのか、もう子供の手から逃げようとしません。

な〜んて見せてもらって写真を撮らせてもらってたら、虫かごの中にもっとでかいのがいるとのこと。入れ物が汚れててあまりよく見えなかったのですが、多分あっちはかなへびだろうと思います。大人の指の太さくらいあったかな? な〜んて思ってたら、
「しっぽ切れた!!!」
となって、もう大騒ぎ! 切れたというのに非常に激しく動く大きなしっぽをみんなでワーワーキャーキャー言いながら、とりかこみます。切断面は赤くなってるし。それを「気持ち悪〜い」と遠巻きに見る母親達。(笑) でも、本体は逃がしてもらえませんでした。あの後どうなったのかなぁ?

さて、そんなのを経験すると、「しっぽはどのくらいまで動き続けるの?」「どのくらい経ったら新しいしっぽが生えてくるの?」とか、いろいろ疑問が浮かんできます。子供にとって生き物は本当に身近なサイエンスの入り口であるとともに、親にとっても再入門するとても良いきっかけなんですよね。虫や爬虫類がコワイとか言ってる場合じゃなくなってきてます。

というわけで、ネタとしては子供と一緒だから育児のようで、生物だからサイエンスのようで、でも、たいしたこと書けてないから「写真」にしときました。

本当は今夜は天体観望会が近所で開催される予定だったのですが、薄曇りにつき中止。こっちのネタも書きたかったなぁ〜。