大阪市立科学館

大阪市立科学館


関西にやってきてから何年も経つっていうのに、まだ一度も行ったことがなかったのですが、ようやく実行できました。あの有名な大阪市立科学館へ行ってまいりました。プラネタリウムもあるし望遠鏡もあるし、もちろん科学館だし、歴史もあるし、先輩も勤めているのに、何で今まで行けてなかったんだろう? 今日、上の子の幼稚園がお休みだったものですから、子供二人連れのお出かけです。なので、今日の視点はもっぱら子供と一緒ってことで(お許しを)。

先輩にごあいさつして、まずは展示コーナーへ。順路が4階からで天文の展示からスタートだっていうのに、子供たちは好き放題に自分の興味ある方へトコトコ進んでいって、あんまりじっくり見ることができません! それにしても、ものすごい展示品や装置の数です!! 遊びきれない、読みきれない、といった感じ。まずはそれに圧倒されてしまいました。こんなにたくさん管理するの大変だろうなぁ〜とか。(^。^;)

そして、なぜか子供たちはさっさと物理コーナーへ。真っ先に食らいついて遊ぶのが、結局は玉転がし系のおもちゃなんです。それってどこにでもあるじゃん!みたいなつっこみをしたいのですが。仕方ないです、まだチビですから…_| ̄|〇

物理コーナーだって、他にもスイッチ押したら電磁石になったり、ハンドル回して電気を起こしたり、いろいろ工夫を凝らした展示装置はいっぱいあるのですが、どうしても、「玉」系に行くんですよ、幼児達は。もしかしたら、電磁気とか波とか化学とか星とかは、幼児には、まだ、どうでもいい(魔法のような)世界なのかもしれません。まず、興味を引く、なんだろう!?って率直に思う、感心を持っていろいろ実験・体験できるものが、力学なんでしょう。そこが一つのスタートで、他の物に感心が移ってゆくのかもしれない、と、ふと思ったのでした。(そして、別の科学のスタート地点は、ここに展示は少なかったけど「生き物」かな)

1階でお昼ご飯を食べた後は、13時からのプラネタリウムを見ました。プラネタリウムも数えるほどしか行ったことがない(と思う)私ですが、オール生解説は本当に初めてに近いかもしれません。なつかしいような、いろいろ忘れてるような。それでも、どうしても気になっちゃうのは星座の大きさです。本物の星空に比べたら、どこもそうですが、プラネタリウムの天井に映し出される星座って小さいんですよ。そしてひたすら、天の川を探してそこを基準に星を見ようとする私。あいかわらずです。子供らにとって印象深かったものは、星座や見たことないほどの星の数よりも、必要に応じてスクリーンに浮かぶ地球や、他の宇宙の映像だったみたいです。知らないものを覚えるのもいいけど、「あ、これ知ってる!」って思える嬉しさってのもありますからね。

14時からはサイエンス実験の実演を見ました。テーマはプラスチック。

一緒に見てた小学生くらいの男の子達には、プラ板作りなんかはおなじみのことだったみたいですが、うちの幼児達にとっては見たことないものばかり! 意味不明なつっこみを入れたりしつつ、驚きながら実験してる机に迫ってゆくものだから、こっちは制止するのに必死です(あぶない)。実験ショーの一番の見せ場は、側面の下の方に小さな穴をたくさんあけたアルミ缶の中にペットボトルを細かくしたものを入れて、それを熱し(溶かし)高速回転させると、溶けたペットボトルが穴から出てきて繊維状にするというものでした。写真の手に持ってるものが、できあがった繊維です。こんなんで、フリースなどの衣料ができあがるわけです。

そんなわけで、子供らにふりまわされながらも、ひととおり見学させていただきました。幼稚園児や中学生らしき、制服姿の子供たちもたくさん来てましたよ。展示の見学だけならば、中学生以下は無料なんですね。これだけ充実してると、何度行っても新しい発見がありそうな気がしました。私ももっと遊びたかったなぁ〜(≧ω≦)