堺でサかイエンス

ソフィア堺


今日、堺市のソフィア堺で行なわれた、堺でサかイエンスというイベントへ、子供二人連れて行ってきました。本当に久しぶりのサイエンスイベント参加という感じです。もちろん、子供二人いるので、あんまりじっくり見られるという時間も余裕も自信もなかったので、たいしたレポでもないのですが。


館内に入って最初に目に入ったのが、大阪府立大学鳥人間コンテストの飛行機です。展示されていた機体は2003年に使用されたものだそうでした。本物を目の前にして、学生さんとお話をしながら実際に触らせてもらったりして、なるべく軽い素材で作られているということを体感して、作る時の苦労がほんの少しわかったような気がしました。下の子はコックピットに乗せてもらったけど、恐がりな上の子はそんなところには入らず、機体の何だか興味をそそられるところを触ったりしてるばかりです。

このイベントの目玉らしいロボットについては、実演時間は黒山の人だかりで近づくことができず、人が引いたところで、動かない「鉄人28号」を見ることができたくらいでした。そういえば、年始にこの方とロボット、新聞に出てた気がします。ロボ好きなはずの上の子ですが、動かないわ形は(ダイボウケンなんかに比べて)地味だわで、思ったほど興味を示してくれず、なんだか拍子抜けです。

1階フロアには他に、幼稚園や小中高校の先生方が企画された(らしい)、科学工作のコーナーがありました。でも、「何か作りたい!」って言われても、そんな、小学生向けの大型工作はうちはダメ。音による振動でモールが動くおもちゃや、偏光シートをと紙コップを使った万華鏡を作りました。この万華鏡とっても綺麗です!

でもね、折角作らせてもらったのに、それっきり。説明プリント1枚もなしなんて…。おもちゃ作って中身がわからず、それじゃあサイエンスじゃないじゃん! とつっこみたかったのですが、子供らは飽きてすぐにどこかに行っちゃうし、お客さんはけっこうな数だし、言いだせませんでした。(・_・;)


1階展示でやけに目立ってたのは、エネルギー関連企業が持ち込んだミニ実験器具の数々でした。うちのチビどもにうけてたのは、手回しすると蛍光灯や白熱電球の電気が点くやつでした。他にも、燃料電池で動く子供用のおもちゃの車とか(数十万するらしい)、普通の空気と二酸化炭素が入ったペットボトルを白熱電球で暖めて、それぞれの温度変化を見るとか(地球温暖化の話しにつながるという)、おもしろそうな物がたくさんありました。企業もそんなふうにして、(いろんな考えがあるにせよ)普及活動に力を入れてるんだなぁ〜ってのを改めて感じたわけですが。

2階はプラネタリウムと天文の常設展示。こっちも、前に何度か平日に来た時にはがらっがらだったのに、今日は人がいっぱい! しかし、折角の機会なのに説明してる人が誰一人おらず…。昔取ったなんとかで、思わず太陽画像とかの説明をしそうになってしまいます。でも、子供らが別々の方向に逃げてそれぞれで遊びはじめるので無理っ!(笑)

そんな感じで、久々にサイエンスイベントの雰囲気を味わい、私だったらこうしたいなぁ〜っていう勝手な想像をしつつ、帰ってきたわけでした。短い時間でしたが、いい刺激になったと思います。

実は、帰宅してから気付いたのですが、ここソフィア堺も社会の流れにさからえず、指定管理者制度を使って来年度から運営してくれるところを公募してたのですが、あそこに出展してた某企業が落札してたんですね。あのちょっと気合いの入った展示を見たので、なるほどなぁ〜と。今後の動きをちょっと注目したいところです。