おしっこってなあに?

なかよく プックン (こぐまのプックン)
開いてみて、なんとなくノンタンぽいよなぁ〜、でも、作者がキヨノサチコさんじゃぁないし、と思ってたら、やっぱりノンタンを一緒に作ってた人の描いた本なのでした。ストーリーはありきたりですが、いも虫を探したり、カエルが何してるかを私に言わせたり、(本編よりも)そんなのを子供たちはおもしろがってましたよ。そういうところをさりげなく入れるあたりが、さすが、子供の気持ちをわかってる、って感じです。

しりたがりやの ふくろうぼうや (児童図書館・絵本の部屋)
確か、子供の方から「これがいい」と持ってきた本だったのです。そして、絵のふくろう親子はかわいいです。内容は、ふくろうの子供がお母さんにあれこれ質問攻めし、最後にはお母さんに抱きしめてもらう、というほんわか幸せストーリー。

けれども、この本、私だったら絶対チョイスしませんよ。だって、ふくろうの足の指が、前が3本なんですもの! 基本的に、ふくろうの足の指は、前2本、後ろ2本でしっかりつかまって木にとまります。作者はちゃんと見てないなぁ〜、と、ついつっこみたくなってしまいます。よくあるふくろうのイラストやアクセサリーなんかも、前3本指だと、どんなにかわいいデザインでもがっかりしてしまいます。そのあたり、本物っぽく描くならちゃんと見て欲しいんですけど…。う〜ん。

ゆらゆらばしのうえで (日本傑作絵本シリーズ)
絵のかわいらしさとダイナミックさに魅かれて借りてきたのですが、読み終えてみて、これって、「あらしのよるに」に似てるじゃん、と思ったら、やっぱり作者がきむらゆういちさんでした。きつねが、逃げるうさぎを食べようと追いかけるのですが、いっぽんばしの上でシーソー状態に。そこで、食うか食われるかの関係を一時捨てて、お互いが生き残る道を模索するというのです。橋がいよいよ落ちそうになる時なんて、読んでるこっちがハラハラドキドキですよ。

けれども、上の子にとってはまだまだ、うさぎを食べようとするきつねは悪いヤツに見えるようです。きつね(追う側)の気持ちも理解できるようになるのは、まだまだ先かなぁ。

今、思い出した! 絵のはたこうしろうさんて、以前、クーとマーの本を借りたことがあったけど、その絵の人だったんだ!(id:camelopardalis:20051223) クーとマーはかわいいけど、今回の絵本はかなり違った雰囲気みたいです。

そらとぶテーブル (日本傑作絵本シリーズ)
佐々木マキさんの絵本、随分前に一度借りたことがありましたが、その時、意味不明なところにいまいちなじめないなぁ〜という第一印象を持ってしまいました。けれども、あれこれ絵本についての記述を見かけるうちに、人気の絵本作家でもあるんだってことを知って、改めて今回これを借りてみたというわけです。

そしたらまぁ、上の子にけっこう気に入られましたよ。そらとぶテーブルに乗ってみんなが行きたいところあちこち行く、それだけなんですけどね。なんだろう、とっても楽しい雰囲気なんです。女の子のきのこちゃんがマヨネーズを持ち歩いているところが、「なんでやねん」と言いたくなるポイントで、そんなところもおもしろなぁ〜と。佐々木マキさんの絵本、いっぱいあるみたいなので、また探してみたいです。

おしっこってなあに? (はじめてのトライ&トライ)
これ、表紙の一部が半透明になっていて、トイレのドアが開いておしっこしているところが見えるようになってるんです! そんな本のつくりに驚いて借りてきました。さすが、おしっこネタだけあって、子供たち二人とも食いつきが良かったです。最後、勝手にジュースを飲んでおもらししてしまうあたり、しょうがないなぁ〜という感じなのですが、微塵も怒らないお母さんの方に、つい感心してしまいます。