轟轟戦隊ボウケンジャー PRECIOUS! (キャラクターブック)
- 作者: 朝日ソノラマ,小林ばく
- 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
- 発売日: 2006/08/29
- メディア: 大型本
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既に手に入れた人の話や、この表紙から、勝手に「写真集」だと思い込んでいたのですが、その名のとおりキャラクターブックで、キャラクターやその役者さんについて、本人達に対談してもらったり、スタッフが語ったり。もちろん、メインの6人だけでなく、周囲の人、悪役の方のお話もあって、かなり読みごたえのある本でした。
公言しているとおり、私はボウケンシルバー高丘映士のファンなのですが、演じる出合正幸さんがどういう気持ちでそれに向かい合ってるのか、だけでなく、共演者とのやりとり、関係、スタッフにどう見られているか(どうして選ばれたのか)がわかって、興味がそそられます。…、というマジメ読みとは別に、単に(最年長のため?)いじられ役なところもまた、おもしろかったりするのですが。写真も、ここぞとばかりにかっこいいのですぅ〜! 「萌え」という言葉が世間に定着していった時に、はまりものと遠ざかっていたせいでうまく使えないんですけど、こういうのが、そうなんだろうな〜、という漠然とした自覚が…。
ちなみに、表紙にに男性4人おりますが、全く知らない人もここを読みに来てるでしょうから説明しますと、高丘映士は左下の茶髪&長髪の方です!!!
ボウケンジャーというモチーフに関しては、最近の戦隊ものと違って、「大人」の感じと(キャラの年齢が高め)、「科学」な感じが確認できて、やっぱり私好みだ、というのがわかって嬉しいのでした。ただ、メカニック(博士)が牧野さんだけでは、ちょっと無理があって、どうしても現実味が薄めなのが、残念なんですけど…。もうちょっと描いて欲しいなぁ〜〜〜。
ところで、はまって情報収集したせいで、出合さんのインタビューを(一部は買って)読みまくったのですが、話の内容とは別に、それぞれの雑誌で文体、構成、インタビュー方針などが微妙に違うのがわかって、それもおもしろいのです。コンセプトが違うっていうのかな? だいたいの内容は、とにかく出てきたばっかりですから、「どんなキャラですか?」とか「途中から登場してどう?」とか「他のみなさんとの関係は?」とか「どうして役者に?」とかいうことで、似たようなことを主に聞いてるのですけど。その、インタビューのまとめ方とか、ちょっとしたおまけな質問のところとか、その雑誌それぞれに合わせているなぁと。
それと、文章もそうですが、大きく違うのは写真でしょう。雑誌によって、あの銀色ジャケットの衣裳でない時は、「寡黙なヒーローそのもの」「笑顔がステキな(?)近所の兄ちゃん」「かっこいい彼氏風」など。役者だからいろんな表情ができるのは当たり前でしょうけど、こんなにもがらっと変わるのかぁ〜と。
ちょうど、CoSTEPの演習で、意識したインタビューを経験したばかりで、そういうのにも目が行ってしまうのでした。雑誌のコンセプトを念頭に置いたインタビュアーの姿勢とともに、インタビューされる側の対応の仕方(どうやったら自分を正しくわかりやすく伝えられるか)も想像します。もちろん、自分なら、誰に伝えるためにどういうふうにインタビューをまとめるか、写真を載せるか、といったことも考えさせられました。とってもいい例でした。
話がそれましたが、はまりながらも、いろいろ考えてるってことで…。(汗)