バイソン!

子供の昼寝の時間にがんばっていっぱい書いたのにぃ〜、消えてしまいました。がっくり。一から書き直しです。

もじゃもじゃ (いやだいやだの絵本 2)
せなけいこさんの絵本セットの中の1冊。「あーんあん」のようにあんまりうけはしませんでしたが、それでも、もじゃもじゃ(というより、もさもさ?)の犬のコロが、すっきりするのに、喜んでました。だって、ルルちゃんよりも、犬の方が向きが同じで比較しやすいから。

トトトのトナカイさん
今回借りてきた中で、一番出番が多かった絵本です。なんてことはない、しりとりなのですが、出てくる動物達は、登場の瞬間や、待ちの表情もユーモラスです。上の子がちょうど、しりとりができてくるようになりまして、興味を持って読んでくれました。一部、つながりを覚えてしまったところも。

それにしても、「カバのバカ」はやめて欲しかった…。折角忘れてくれたと思ったのに。これじゃまた、下の子が、カバを見て「バカ」と言ってしまいそう…。

そして、最後がバイソン! なんだかやたらとうけてました。最近、たばこの自動販売機の広告に、こんな立派な角のバイソンが描かれてるのをよく見かけるのですが、それを見つけるたびに「バイソンあった!!」と興奮する子供たちです。

ようちえん (トコトコ・スキップえほん)
入園して1ヶ月の上の子。迷路も好きなんですが、「○○を探せ」みたいな絵本も大好きなようです。そこで借りてきたのが、こちら。ストーリーとして読む文章は全くなく、毎月の幼稚園の様子が描かれているだけです。でも、園児達、先生、動物、父母のみなさん、近所の方、周囲の風景、人々が何をしているかや、毎月ごとに周囲がどんなふうに変わってゆくのか、見てて(探してて)飽きません。上の子にとっては絵本は「読んでもらうもの」らしいので、最初は、吹き出し(のようなもの)をいちいち読まされるのですが…。それでも、「先生はどこ?」「じゃぁ、犬は?」と探させてみると、もう夢中です。

嬉しかったのは、園児の中に一人、メガネの子がいたこと。やっぱりいますよね。同じだって、喜んでました。小さい絵本ではありますが、そういう意味で読みごたえあります。

からだっていいな (絵本・ちいさななかまたち)
片山健さんの絵本、と思って借りてきたのですが、作者の方は、性教育の実践や、絵本の製作で活躍されている方だったんですか。この本は性教育の本ではありませんが、タイトルとおり、からだっていいな、いろいろできるし、いろいろ起きる、不思議、というような内容です。あまり子供にうけはしませんでしたが、こういうことも子供に感じて欲しいな、と教えてもらった1冊でした。

しろくまくん なにが きこえる?
エリック=カールさんの絵本です。けど、これにしかけはありません。あのタッチで描かれた動物さん達が次々に出てくるのですが、実はここは動物園で、子供たちが鳴きまねしてた、というオチ(?)。うちの子にとっては、あまりおもしろくなかったようです。いえ、単に最後の、動物の顔をかぶった子供たちが怖かっただけかも…?

いぬとねこのおんがえし (チューリップえほんシリーズ)
表紙ないんですか〜、かわいいのに、もったいない。日本の昔話なんですが、昔風に描かれた犬と猫が、これまたかわいいんです。割と長いはずのお話でしたが、動物達が活躍し、波乱あっても悪者から仏像を取り返し、めでたしめでたしな終わり方で、上の子なんかは何度も聞いてくれました。

それにしても、私、この昔話は知りませんでした。まだまだ、子供たちと図書館の絵本で、いろいろ読まねばなりません。

はっぴぃさん
最近、そこかしこで名前を見かけます、荒井良二さんの絵本。かわいらしい絵と、手書きの文字になんとなく魅かれて借りてきたのですが、読み終えて、私の方が密かに衝撃を受けました。だって、このお話の舞台、戦争してるんですか? ストーリーには全く関係ありませんが、戦車が走り、瓦礫のようになった家もあります。

(この本について買いてある他の人の記事なんかを探してて、書きかけが消えてしまったのですが)、果たして、のろのろなぼくと、あわてんぼうのわたしは、お互いが言ってくれた言葉をかみしめ、はっぴぃさんに出会った気分になって、納得して下山したのでしょうか? 確かに、読んでるこちらはそれ(文字)ではっきりわかるけど、当人には、折角大事なことを言ってもらっても、でも、その場では頭の中を素通り、ということある、そんな気もしてしまいました。だって、ぼくはよそ見しながら、わたしは慌てて、別々に下山してますもの。最後まで「ぼくらのねがいをきいてください」なのは、「のろのろじゃなくなりたい」「あわてんぼうはやめたい」と、自分の性質をまだ、自分の心の中で肯定できてないから…。う〜ん。

何かもっと、奥深いものがあるのではないか、それを表現したかったから、戦車なんじゃないか…。そんなことをぐるぐるを考えさせられてしまいます。子供にはストレートに文章どおり(のろのろはていねい、あわてんぼうはいっしょうけんめい)、でも、もうちょっと想像できる人は想像してみて、な〜んていう絵本なのでしょう。うちのチビどもには、ちょっと(いえ、かなり)難しかったかな。