ちはや星と自然のミュージアム

camelopardalis2005-11-19


以前から行ってみたいとず〜っと思っていた、ちはや星と自然のミュージアムへ行ってきました。だって、大阪府内で近い(はずだ)し、ロープウェイにも乗れるし、友人も勤めているし。あと、最近、ecomomでアウトドアな方のブログ(アウトドア・ファミリー)を読んだりもしているので、「アウトドア」な気分も少しは味わえるかな、と思って。もちろん、紅葉シーズンまっさかり、のはずでしょう。

ところが、大阪南部の下道は土曜日とあってけっこうな混雑。それをぬけてやっと村に入れば、今度はくねくね(のろのろ)の山道。地図で見て思ったよりも、けっこうな時間がかかりました。ので、ふもとのロープウェイ千早駅で乗ったのが午後1時。いつもながら、出かける(起きる?)のが遅いからこういうことになる我が家です…。

厚着してきたものの、やっぱり外はか〜なり寒かったです。手袋が必要だったかもしれません。でも、外に出れば子供たちは大喜び。紅葉もキレイでした。もうちょっとすっきり晴れてくれていれば、くっきりと見えたでしょうに。山のふもとの方がいい感じで、ロープウェイを登って金剛山駅に付いてみれば、紅くなった葉はけっこう落ちてしまっていました。それでも、枯れ葉をサクサクと踏みながら歩くのもまた楽しく、普段は夫の肩車が大好きな上の子も降りて歩き、まだ歩くのが下手なはずの下の子まで、私が抱き上げればぶんぶんと体をふりまわして「降ろせ〜」とせがんで、転べばそのまま転がり落ちてしまいそうな坂道を、あちこちよそ見しながら歩こうとします。う〜ん。ショッピングセンターではこうはいきません。さすが、大自然のなせる技? 感心してしまいました。

来るまでたいして知らなかったのですが、金剛山てけっこうすごい山ではないですか! ちょっとした登山なかっこうをした方、つえを持って歩いてたり、子連れファミリーもたくさん見かけました。大阪やこの近辺から「山登り」を簡単に体験するには、とっても便利なところなんですね。

お昼はレストランのお蕎麦で済ませてからは、早速ミュージアムへ向かいました。入って虫の標本なんかを少し眺めてたら、「晴れ間がありますので、太陽を見ています。ご覧になりたい方は上へ」とアナウンスがあったので、屋上の望遠鏡のあるところへ。しばらく待ってから、フィルターがついた望遠鏡を使って、太陽と黒点を見ることができました。仕事してた時は毎日のように見てた黒点ですが、なんだかこうして見るとすご〜く久しぶり。子供も一応は見たみたいですが、片目をつぶるのができたりできなかったりで、ちゃんと見えたかどうかの保証はなしです。

こちらに勤めるTさんは、以前、電波天文のCD-ROM作りで一緒に仕事をした方です。望遠鏡のところではなく、2階の学習室みたいなところにいらっしゃいました。そういえば、先日の札幌での学会でお会いして、「近いんだから行ってみたい!」って話をしてすぐ、って感じになりましたか。なつかしい、というわけではないのですが、この施設のことなんか教えてもらいながら、話が盛り上がります。

うちの子供たちは、その部屋にある木のおもちゃ(つみ木、だるまおとし、ドミノ、絵合わせ、輪投げなど)で遊んでます。イベントなどがある時は自然の物(小枝など)を使って工作したりもできそうなお部屋。スタッフのテーブルやその後ろには、葉っぱや小枝、松ぼっくり、そして、かごいっぱいの山盛りのどんぐりが何種類もあります。これには大喜び! でも、数が数だけに、中から出てくる虫(ゾウムシの幼虫だそうです)の数も半端ではなくて…。

そうやって、子供と遊んだり、話をしたり、資料や蔵書を見せてもらったりしました。前にも書きましたが、星のことは話はできても、虫や草花に関してはさっぱり、な私。子供に聞かれたら調べられるような本がないか、なんかそういうのばかりが気になってしまいます。アウトドアな遊びを紹介する本て、やっぱりいっぱいあるんですね。

そんなわけでず〜っと室内で遊んでばかりで、野山の散策はほとんどせず(やっぱり歩きまわるには子供は小さすぎ&大人は体力なしなので)、薄暗くなるとさらに急に冷えこんできた山を後にしました。もちろん、帰りの車内は3人(子供と私)寝てしまいました。子供はいいとして、帰ったらご飯の支度とかで、私、休めないから、許して〜。