Book Baton

id:choubeginnerさんより、バトンがまわってきました。

  • 持っている本の冊数

マンガ、雑誌、会報なんかを除いて、ざっと考えて100冊くらいでしょうか。多くが、学生時代の教科書とか。子供が生まれてからは、買った本より売ったり捨てたりした本の方が多いです、多分。

  • 今読みかけの本 or 読もうと思っている本

寺田寅彦随筆集 (第1巻) (岩波文庫)
寺田寅彦随筆集(第1〜5巻)

実はこれ、実家の父の本棚にあるものです。父は本収集が趣味で、特に寺田寅彦には思い入れが強く、限定版らしい大きい本から文庫までいろいろあります。上の子、下の子と、里帰り出産で実家にお世話になってた時、暇な時間に読もうと思って本棚から勝手に出してきたのが、このお手軽な文庫版でした。実際、上の子の時はわりと読み進められたのですが、最近である下の子の時は、産科の待合室で少し、くらいでした。というわけで、かなりの長期にわたる「読みかけの本」なのです。中は短編で読みやすく、時代が違っても今と重なる部分も多く、科学のことだけでなく、猫なんかの話まで、いろいろであきません。父の複数の本棚を見渡すと、間違えて買ったのか同じ本があったので、今度帰った時こそには古い方でももらってしまおうかと考えてるところです。

  • 最後に買った本(既読、未読問わず)

モリゾーとキッコロ
モリゾーとキッコロ

中は登場キャラクター紹介といった感じですが、それでも、なじみのキャラには子供も大喜びです。本の中身よりも、実は、おまけのCDの方が毎日フル回転なのですが。「じゅげむじゅげむはめちゃんこ長い♪」

  • 特別な思い入れのある本、心に残っている本(5冊まで)

科学のアルバム 星の一生(藤井旭

子供の頃に買ってもらった本の1つですが、どうやら、私の天文への道の本当の原点はここにあるようです。「生まれたばかりのプレアデス星団/散ってゆくヒアデス星団」。まさかその後こんなことをすることになろうとは。

ルドルフとイッパイアッテナ (講談社ファミリーブック―NHK母と子のテレビ絵本 (11))

随分と前のNHKのテレビ絵本で見て、気に入ってしまいました。そんなわけで、好きなのは原作本ではなくて、堀口忠彦さんイラストの絵本の方です(なのに表紙が紹介できない…)。後で気がついたのですが、私の好きな「ゆうがたクインテット」をはじめ、NHKでは堀口さんのイラストをよく目にします。そういえば、しばらく前に続編が出たのですよね。

新トロイア物語 (講談社文庫)
トロイア物語(阿刀田高

NHK教育テレビの人間講座で、作家の阿刀田高さんがギリシア神話の話をしたことがあるのですが、それをきっかけに、今まで断片的にしか知らなかった神話をもう少しちゃんと読もうと思って、当時、天文台にいたこともあって少し本を集めました。そして、この「新トロイア物語」は、阿刀田さんの解釈を加えて物語にしたものだから、と、手を出したのは後になってからなのですが、読んだらはまってしまいました。神と人間がごっちゃになった神話解説本とは違い、利権争いから始まったという解釈。主人公アイネイアスの波乱に満ちた生涯にひきこまれてしまいました。「獅子王アレクサンドロス」も読みましたが、こっちはちょっと血なまぐさい感じで思い入れはいまひとつですが。

わが家の新築奮闘記
我が家の新築奮闘記(池内了

本当はいろいろ集めたい池内先生の本ですが、数少ない持ってるものの1つがこの本です。その頃、実家も建て替えをしていたのですが、思わず比較してしまいました。

宇宙スペクトル博物館 電波編 宇宙が奏でるハーモニー

ここにあげていいものかためらいましたが、思い入れといったら人一倍なので。最初のうちはみんなで構想をふくらませ、楽しかったものの、実行に移してゆくたびに、だんだんとものすごい量の仕事に変わり、毎日毎日、そう、身をけずる状態で様々な作業をしたものです。できあがってみて、つらいことも思い出されますが、この項目を入れられて良かった!という満足なこともあって。本当にいい経験をさせていただきました。今や、育児に追われて手に取ることもなくなったのですが、先日、ここの電波望遠鏡のキーワードを作る際に再び手にして、なつかしくなってしまいました。よろしければ…(以下略)。

  • 次にまわす人

私まで数人は、天文関係つながりでしたようで、ここで全く別方面へ。id:shibutoさん、お願いできますでしょうか? 毎日いろいろとお忙しいこととは思いますが、もし、よろしければ、好きな本について教えていただけましたら、嬉しいです。