北海道から来てる人と仕事してるんだけど、その方にいかに水戸や茨城を楽しんでもらえるか考えてる。仕事の前か後で、となるとけっこう限られるけど。
— おばやしあやの (@cam_ob1) 2017年10月16日
このツイートの話です。
ほんの数日間だけ、北海道から来た方とお仕事をしました。私はヘルプ的な立場です。そんなにガッツリ打ち合わせしたりするわけではありません。
最初に顔合わせした時に、
「じゃ、ミスしたら水戸のおいしいお店とかを1つ教えること」
みたいに冗談で言われたのですが、仕事をしているうちに、どうやら、その方が本当に「せっかく水戸まで来たんだから、おいしいお店とか行ってみたい」と思っているらしいということがわかってきました。
というわけで、帰宅してからぼんやりと「私に聞かれたらどんないい場所やお店を答えようか」と考えて行ったのですが。
次にご一緒した時の雑談で、
「雨続きだから偕楽園に行きたくても行けない」
「目当てのお店に行こうと思ってバスに乗って行ったらお休みで、しかも、帰りのバスがなかった」
など、残念な話も聞いたので、これは、仕事場や宿泊場所に近くて、行きやすいスポットを探して紹介しなければと、いくつか自分から提案したりもしました。
他の時には水戸の歴史なんかの話もしたので、一緒に仕事してたヘルプ側の茨城の人にも「なんでこの人(私)はこんなに水戸のこと詳しいの?」みたいに見られもしつつ。
そしてさらに別日。家にためてあった観光パンフレットのうち、興味を持ちそうなものをお渡ししたら、それはもう食い入るように読んでらっしゃってびっくりしました。
聞けば、仕事の前や後に観光協会でパンフレットなどをもらうこともできず、仕事もそれなりに忙しいので情報にアクセスしてる余裕がなかったからだとか。
お渡しした中にはこの春に終わった「水戸の梅まつり」のパンフレットもあったんですけど。そしたら「『偕楽園は春にはこんな感じだ』って帰ったら説明できる」っておっしゃってました。
その後も、行けそうな時間帯にまだやっているお店を探したり、バスでの行き方を調べたり(乗り場、会社、時刻、降りるバス停)。
ちなみにこの時に役立ったのは、アプリ「水戸のこと」です。
バスナビはたまに使うのですが、初めて、「お店の名前」を入れたら最寄りバス停が出てきたので、個々のお店とバス停までちゃんとリンクさせてるのかとびっくりしました。時刻表も出ます。
おかげで、水戸滞在最後の方ではありましたが、満足いく体験ができたそうで、私も嬉しかったです。
「○○さん(私のこと)は、水戸の観光大使なの?」
とか言われましたが、全くそんなんじゃぁありません。けど、観光に関係する方とも、そうでない方とも、「どうしたらいいかね?」って考えてるメンバーの一人ではあるので、そのへんの人よりは詳しい方でしょうか。
今回、期せずして、別の地域から来た方に水戸を案内することができましたが。「もっと早く気付けばもっと満足してもらえる対応ができただろうに」と思う一方で。別の、こんなふうに観光したいけど情報がないという方に情報を行き渡らせることができたり、その人が欲しい情報を的確に提案することができるようにするには、どうしたらいいだろうかと、そんなことを考えさせられました。観光案内所にパンフレットを並べても、ネットで検索できるようにしても、まだ足りない部分があるのです。それが、個々人の「おもてなし」なのかも。
例えば、水戸で開かれている各種勉強会みたいな街歩きイベントで街のことを知った人が、知ったことを観光客に情報提供したりできているのか、とか?
とりあえず、なくなったパンフレットを家に補充しつつ、考えていきますか。