千波湖にはたくさんの鳥がいて、市民に親しまれているとはよく聞いてはいましたが、まともに散策したことがなかったので、ちょっと行ってきました。
早速大きいのがいました。コクチョウ(黒鳥)です。千波湖周辺でやたらみかけます。6月にもなるとすでにヒナはここまで大きくなっていて、かわいい時期は過ぎたかも。家族大勢で歩いているとかなり威圧感があります。実際、人が来ると親が寄ってきて
「エサくれないのか?」
って見てきます。体格も大きいのでちょっとコワかったというのが正直なところ。野生の生き物は、基本、人を見たら警戒してくれないとおかしいので、「そんなふうに来られても、飼い主でもないので困るんですけど」といった感じで、鳥が好きでもあんまり嬉しい気分でなかったです。
そんなコクチョウと、そして同じく千波湖にいるコブハクチョウですが、
このとおり、野鳥としてここに住んでいるのではなくて、外から親善の意味で持ち込まれた鳥です。したがって、野鳥ではなくて外来種です。外来種を放置しているというわけにはできないので、「オリには入れてませんが(担当の部署が)育ててますよ」、みたいな位置づけらしいです。なんかビミョー。検索したら千波湖のコクチョウは既に70羽もいるとか(天敵は、卵を狙うカラスくらい?)。
というわけで、こんな看板もあります。親善の鳥だけでなく、全てに餌付け禁止です。でも、こっそりあげてた人はところどころで見かけました。
こちらはまだ生まれたばかりのヒナと親。ヒナを安全な自分の羽の中に入れてからしきりに鳴くので何かと思ったら、パートナーを呼んでました。
そのパートナーは、抱卵中。卵をひっくり返していました。
というわけで、春は子育てシーズンなんでしょうが、そこかしこで繁殖してました。
道をふさいで我が物顔です。ジョギングしてる方とか、気にならないのでしょうかね?
そういえば、散策して歩いていた時に、フンやニオイが気になりました。最初は「マナーの悪い犬の飼い主が?」と思ったのですが、どうやら違うようです(疑ってすみません)。こんな、大きい鳥達のフンなのです。ガタイもでかいし数も多いから、集まってるところではとにかく多い。ニオイも見た目も問題ありですけど、こういうのが、水質汚染にもつながっているのでしょう。
湖南側にあるせせらぎ広場あたりの水はまだ、きれいでした。が、そこもよく見ると巣があって、コブハクチョウが休んでました。
大きいのばかりではなくて、他の鳥も。
こちらはカモの家族。マガモ? と思ったけど、アイガモ(アオクビアヒル)なのかもしれません。
こっちはカルガモ? ヒナのうち一羽だけ、ちょっと羽の色が黒っぽい子がいます。(ブログアップした後に詳しい方に見てもらったのですが、雑種かもしれないとのことで。雑種なら色の違う子がいてもおかしくない?)
カモ系は、冬は千波湖にもいろいろ来るらしいですが、春はこんな程度の種類かもしれません。
というわけで、野鳥らしい野鳥なんかいないじゃないかと思ってたら、見たことないのがいました。
帰宅して調べました。オオバンです。しきりに羽繕いしてました。
千波湖はこんな感じですが、道をはさんだ隣の四季の原などの方が、オオヨシキリもうるさく鳴いていて、野鳥がいるというのが感じられるでしょう。今度はそっちを、時間をかけて探してみたいです。あと、違う季節に。