PTAに関わり、あれこれ疑問も持つようになって何年?(それほど長くもないけど) ようやく、この本を手に取りました。
- 作者: 川端裕人
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/10
- メディア: 新書
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著者の川端さんのブログや、ネットで読めるものは先に読んでいたのですが、こうやって過去から全てまとまっていると、とてもわかりやすいです。ブログ記事などは本の後に書かれているので、本の方が、そういった進んだ考察や細かな(あるいは印象的な)問題まで行き着いていない感じはありますが、基本はくっきりと書かれていて、「そのとおりだよな」と思いながら読み進めました。
例えば、「PTAは学校の嫁」とか。そう、つい先日も、突然横から入ってきた行事に動員されましたとも。その行事をやる意味を理解する間も、疑問を呈する時間も機会も与えられず…。
実は、今年度ももPTA広報の委員長をやっています。4月の役員決めは、それはもーーーーーう、例年どおり、難航しました(ゲッソリ)。だからまた私がやってるって言っても過言ではありません。そして、せめて決まったからにはメンバー全員と気持ちよくスタートさせたいと、明るくふるまいました。決まってしまえば、あとは動きます。でも、モヤモヤは残りますね、いろいろと。
広報の仕事。取材して記事書いて、っていうのは好きだからいいのです(書きたいことを書けない制約もありますが)。でも、こうしてまとまった本、深く考えられたものを読むと、本当に何なんだろうと思います。PTAを変えるなら、やっぱり、「入会は任意です!」というのをもっとオープンにし、そのためには、自らが退会するということで態度を示さなければならないのかな、とさえ思います。別に、仕事を選ばせてくれるならこういうボランティア仕事をやってもいいと思ってるにも関わらず…。
ところで。先日、茨P連の広報委員会が主催する、広報紙の作り方研修会に行ってきました。入賞しちゃうような他の学校が、どのような意識を持って広報紙を作っているのかを知りたくて。別に自分ところは入賞など考えていません(読み手のためにありますから、と模範解答をしておきます♪)。各学校によって、与えられた条件(例えば、白黒かカラーか、先生の関与はどのくらいか、個人情報をどのくらい意識せざるをえないか)がどのようなもので、かつ、委員さんの負担がどのくらいだと、どんなものができあがるのか、参考になりました。学校によってその条件が違いすぎるのがわかったのも収穫でした。
今年度、引き受けてしまったからにはやりますけど、少しでも、どうやって変えてゆこうか、いや、問題意識を持ってもらおうか、と考えながら活動しようとは思います。提案は2学期からかなぁ〜。
さすがに、知り合いのママさんには
「またやってるんだー」
と、ありがたがってもらったり、時に、気の毒がってくれます。その時は、
「『こういうふうになるのが問題なんだよ』、というのを、まわりの人にわかって欲しくてやってるの☆」
と言ってますけどね。