ふくしまの話を聞こう2 チェルノブイリ被災地訪問報告

カテゴリー分けが微妙、そして、イベント開催からだいぶ日が経ってしまいましたが。

2/24(日)、「ふくしまの話を聞こう2」の「チェルノブイリ被災地報告」という講演会で、司会をしてきました。主催は、福島おうえん勉強会です。リンク先には当日の記録画像も残っております。サイトにもあるとおり、会の目的や活動内容は「福島の外から福島を応援する」のと、「小さい勉強会を開く」「現地、現場の人の話を聞く」ことです。

今回のイベント報告の前に、なぜこの会に関わるようになったのかを説明せねばなりません(というか説明がメイン?)。

多分、震災の年の秋か冬くらいに、twitterでナカイサヤカさんのツイートを目にするようになり、興味を持ったのが始まりのようです。ツイートにお返事を書いてた最初の記録がこれ
https://twitter.com/cam_ob1/status/151129862634094592
でした。勉強会開催について悩んでおられているところを(今の活躍っぷりを見ると、弱気な感じでかなり意外ですが)、「サイエンスカフェをやってますが、こんな感じですよ」というふうに経験談などをお伝えしたことがつながりの始まりだと思います。ですが、実際、自分の中で「これもきっかけかな」と印象に残っているのは、(放射能についての問題ではなく)母親の役割などについてのツイートでした。2012年に入ってからの発言になりますが、このようなまとめ
http://togetter.com/li/241523
が、自分のお気に入りに入っておりました。

そんな「#勉強会をしよう」の構想がやがて第1回の講演会の企画となり、2012年になって現実に実際に走りはじめました。イベント(サイエンスカフェ)企画経験者としてメンバーに加わり、会場予約などの準備が始まったところ…。代表のナカイさんが倒れるというハプニングが! それでも、これはやらなければならないという使命感から、ナカイさん抜きでメンバーは打ち合わせを重ねに重ね…。4/28に無事に開催することができました(こちら)。その時の当日の役割として、私は司会を担当させていただきました。中継の録画画像も、中継ツイートも、ばっちりまとまっております。

この第1回については(も)、多くの方からたくさんの反響をいただきました。一方で、スタッフ側の私としては、メンバーどなたとも、誰一人として実際にお会いしたことなく、ネット上での打ち合わせだけで進め、本番前の準備で初めて顔を合わせ、それでこれだけできるとは! と、本当に驚いたものです。ネット上でのおつきあい(打ち合わせ)だけだったので、詳しいプロフィールなどほとんど知らない方ばかりなのですが、みなさん、「福島のはなしを聞こう」という目的で一致して集まり、できることを確実にこなす方ばかりでした。

そして、会の第2回の講演会が、2月に開催されました。今回は事前に、退院された代表のナカイさんともお会いでき、スタッフも同じメンバーが集まったので、前回よりは準備における気が楽でした。

当日の写真などをいくつか貼っておきます。

開始前です。佐藤さんのスライド1ページ目がうつってます。

1つ目の講演は、壇上の司会席、つまり横からスクリーンを見る形になったのでちょっと見にくかったのですが。ノルウェーの美しい景色。そして、汚染されてしまった土地でどのような対策がなされているのかを、聞くことができました。特に、土地の対策ができない自然の放牧地で育てるにあたって、家畜にプルシアンブルーを使った話などは、日本ではされていない話なので「そこまでするのか。そして、ちゃんと効果があるというデータが出てるのか。」という驚き半分で聞いておりました。

質疑応答を仕切り、休憩の後は、2つ目の安東さんの講演です。

安東さんのお話の時は、後ろにおりました。こんな感じで会場はだいたいいっぱいです。ベラルーシ訪問の話は、togetterにもまとまっているのをざっと読んでいたのですが、「こんな方と会って、こんなお話をした」と、顔写真つきで紹介されると、なんかやっぱり、「ここの方々は、工夫して暮らしているんだな」という感じが改めてわきます。大事なお話もいくつもありましたが、個人的に印象に残ったのは、「ローカル プロフェッサー」という言葉。そこでみんなと暮らしながらも、測定などを行い、村の人はその方に専門的なことを気軽に聞ける、というもの。日本のように大学や研究機関に所属してると難しいかもしれないけど、そういうつながりを作れればいいなぁ、と思うのでした(どうしたら良いか、何が効果的かはっきりわからないけど、何だかんだ言ってサイエンスカフェをやっているのは、そういうつながりを作るためだとも言えます)。


というわけで、今回も、大きなハプニングはなく、無事に終えることができました。一方で、司会を引き受けはしましたが、私自身は司会の基本を勉強してきたわけでもないので、もっとしっかりしないとな、と反省することもたくさんありました。

アンケートも見せていただいておりますが、講演内容についてのご感想やご意見だけでなく、運営側としても今後気をつけねばならないことなどのご指摘もあり、反省点として、会の今後、私の今後に生かしてゆこうと思います。

参加されたみなさんの中には、twitterでよく見かける方(フォローしてなくてもリツイートされてきたり、あとは、もともと有名な方だったり)もたくさん会場に来ていらっしゃっいました。多分、質疑で私とやりとりがあった方も、そういった有名な方だったのかもしれないと、あとで気付いてオロオロするのですが…。ご挨拶できなくて残念でした(家の事情で打ち上げにも欠席しましたし)。

最後に。

差し入れでいただきました、あたまがふくしまちゃんクッキー。絵本作家のぶみさんのイラストで、大泉学園にあるケーキ屋さんが作っているものです。おいしかったです。着ぐるみも完成してるとか。絵本ももうじき出版されるらしいです。あたまがふくしまちゃんが連れている謎のお友達たち(福島の人ならわかる?)も含め、ちょっと気になるキャラクターです。