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「みんなでエネルギーの将来を考える」北澤宏一先生講演会

10/14(日)、三鷹市市民協働センターで開かれました、「みんなでエネルギーの将来を考える」というタイトルの講演会で、お手伝いをしてきました。これは、東京国際科学フェスティバルに出展しているふだん着で科学をというイベント一群の1つとして開かれたものです。

ゲストは、東大名誉教授で科学技術振興機構理事長もされていた、北澤宏一さんです。といっても、最近の一番の大きなお仕事といえば、福島原発事故について、民間事故調査員会の委員長を務められ、調査結果を発表されたことでしょう。前の日記でも1つ紹介しましたが、最近の本がこちらの2冊。黒いのが民間事故調の報告書で、もう一冊が、その内容もふまえての、今後のエネルギーについて論じた本です。

福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書

福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書

今回、講演会とはなっていますが、最初からシナリオどおりに話すのではなく、決められた人が前で先生に質問しながら、やがては会場からの質問も受けて進めるという形を取るということで、私が、その、先生へ質問する役をおおせつかりました。

講演全体は2部構成になっていて、第1部の「フクシマ原発事故でわかったこと、まだわからないこと」が私の担当で、2部の「2030年代の電力を考える」の方は、サイエンスライターの斉藤勝司さんによって進められました。

放射能汚染(特に地元の)についてはある程度調べたり講演会に行ったり、だからこそサイエンスカフェを開催したりしていた私なのですが。よく知らなかった、あの当時、福島第一原発で何が起こって、検証の結果何が問題だと指摘されているのかについて、先生の本を読んだり今回のお話を聞いたことで、頭の中でいくつか整理することができたと思います。お話で印象に残ったのは、「東電が悪いと言われるけど、悪くしたのは誰か?(というのを解明しなければならない)」「当時、しかるべきポジションにいた人への、法的な刑事責任追及がされなければならない」などです。今後、原発を監視(そして廃炉に)してゆく上で、規制側に力があるようにしなければなりません。

第2部では、脱原発を考えた(決めた)国、そうでない国など、海外の例をいくつも紹介され、また、今後再生可能エネルギーがどのくらい使用(実現)可能かなども示され、今後の日本がどのようにエネルギーをまかなってゆくのが良いか、話が進みました。

「国民の多くが(急でもゆるやかでも)脱原発を考えている今、誰が何を言ってようと、国民が勝手にどんどん再生可能エネルギー導入を始めちゃうんじゃないか?」

との話に、「所詮は発電なんて企業のすることだし。自分ちにソーラーパネルが乗っからないとか何とか言って何かするのをためらっていたら、この信頼を裏切ることになるのでは!」と思ったものです。

お話の中で、神奈川県によるかながわソーラーバンクシステムが紹介されたので、リンクも貼っておきます。


事前に本を読んでいたので、せっかくだからいろいろお聞きしてみたいこともたくさんあったのですが(日本経済のこととかも?)、時間はあっという間でした。残念だったのは、参加者数が思うように増えなかったということでしょうか。なので、機会を作って、続きの話(議論など)をしてみたいと、来てれくた友人と話したものです。