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放射能に関する対話イベント、講演会などまとめ

12月に千葉で話をした時にスライドにまとめた、これまで私自身が参加した放射能問題に関する対話型イベント、講演会リストに、感想など加筆して、まとめておこうと思います。もちろん、今頃になってしまったので、年が変わってからのイベントも加えてあります。

2011年5月13日 サイエンスカフェ水戸

震災からまだ2ヶ月。「何かしなければ!」とがんばってみました。こちらです。

2011年6月10日 サザコーヒーサイエンスカフェひたちなか市

ブログ記事。この頃、なぜか具合悪い日が続いてたんですよね〜。

2011年7月10日 サザコーヒーサイエンスカフェ水戸市

ブログ記事

ちなみに、これらサザコーヒーが関係するサイエンスカフェのタイトルにもなってる「アグリサイエンスカフェ」は、場所やテーマを変えながら続いているようですね。

2011年9月16日 第3回「やっかいな放射線講習会」

茨城大学の3人の先生によるやっかいな放射線と向き合うという有志の会による活動です。蓮井先生は5月のうちのところのサイエンスカフェに来ていただいたご縁もありましたので、参加しました。

この日は、蓮井先生がメインで放射線の基本や茨城の汚染状況、今後何に気をつけたら良いか、みたいな話をされましたが。どうしても基本から話すと解説がすご〜く長くなって、対話時間が短かくなってしまいます。ここは、NPO法人水戸こどもの劇場とも協力関係があって、託児があったのもこの会の特徴でした。

その後も3人そろってではなくて単独でもいろいろと活動をされているようです。

最近では、放射性セシウム137の連続摂取によって、年齢別に体内でどのくらい、日数が経過するごとに蓄積されるかのグラフが、各所(例えばこちらの野尻先生のスライド)で引用されております。元資料はこちらになります。

2011年10月28日 水戸市主催の講演会

「知ればもっと安心! くらしのなかの放射線講座」というタイトルの講演会。平日昼なのでママさんの占める割合が高く、中には(多分)学校の担当者みたいな方もいらっしゃる、そんな参加者構成でした。100人以上はいたでしょうか? ところで、水戸はことごとくいろんなホールが震災で使えなくなり、県民文化センター小ホールくらいしかないんじゃないかというような、そんな感じです。早くなんとかなって欲しいところです。

水戸市の担当者のお話の後は、「放射性物質と私たちの生活」というタイトルで、講師の茨城大学、田内先生のお話です。このお話で、実は田内先生が個人的に被曝線量を測っておられたりしたのも知ったのは、ブログ記事に書いたとおりです。

水戸市が、平成24年度にもこういった活動(講演会なり、測定講習会なり)を開くとは聞いてないんですが、今後の動きも注視してゆきたいです。担当者の方も移動で変わったり、してるかもしれないでしょうか…。

2011年11月1日、12月14日 水戸の子どもたちを放射能から守る会 茶話会

9月の「やっかいな放射線と向き合う」のイベントに世話人の方が来てらっしゃったのが縁で、茶話会にも参加してみることにしています(今後も)。会のサイトはこちら。茶話会の場にて何が話されたのか、細かいことは書けないのですが(基準は心理も影響するので、それを頭ごなしに否定はしないというのが趣旨でもあるので)。やはり、水戸市(近郊)において最も気にしてらっしゃって、かつ、なんとかしたいと活発に動いてらっしゃるみなさんなので、お手伝いできることがあればしたいと思うのが、今の私の気持ちです。

2011年11月11日 茨城大学 復興支援プロジェクト研究計画発表会

震災と放射能汚染に関して、茨城大学でも研究、活動をしている、その研究計画の発表会があるという情報を入手しましたので、「放射性物質汚染対策プロジェクト」の発表がある午後の部(の一部)だけ参加してきました。阿見キャンパス(農学部)と、日立キャンパス(工学部)を中継で結んでスクリーンに映してという気合いの入ったものでした。

メディアにはあまり取り上げられませんが、茨城大学にも各方面の専門家の先生がいらっしゃって、乏しい予算(!)から何とか捻出して研究されようとしています。汚染状況の把握や、影響調査、除染技術についてなど、計画や途中経過が発表され、興味深いものがいくつもありました。

これらの研究によりどのような結果が出たのかの発表も、是非聞きたいものですね。この3月に発表あったそうですが、残念ながら参加できず…。

2011年11月13日 「茨城 魂!」復興支援シンポジウム 風評被害にどう立ち向かうか

県立図書館で開かれたイベント(こちら)。主催の「茨城 魂!」プロジェクトとは、茨城放送(ラジオ)、茨城新聞社NHK水戸放送局が立ち上げたプロジェクトです。

なので、このイベントってば、NHKの番組収録も兼ねてたんですよ。11/27に茨城ローカルで、あと、2月には全国放送でもあったそうです。

いろんな意味で一番の責任者である橋本知事が話をされることや、FOOCOM.NET | 科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体などでおなじみの科学ライター松永和紀さんが来られるという期待があって見に行ったのですが。放射能放射線に関しての(田内先生の)解説はごく基本的なことを手短かに。松永さんは、消費者の立場というポジションで呼ばれたそうですけど、メディア関係に詳しいということもあって、ひたすら、メディアは読んで欲しさにあおる記事を書く傾向があるといったふうに、謝っておられたというような印象でした。

番組でも流れたとおり、取材VTRでの、生産者の現状や、打開のためにどのような努力をされているかといった報告はとても訴えるものがありましたけど、パネルディスカッションとしてはぐだぐだ感がぬぐえないのもありましたね。基本の解説も中途半端なら、現実を知った上で、農業、漁業、観光業を今後どう行動することで、みなさんが受け入れてくれるかといった話もあまりなく…。パネリストのおかみさんはひたすら「大変ですが、がんばります(ニッコリ)」みたいな感じで、(なんとなく日々を)がんばれば済む問題じゃないだろうと心の中でツッコミを入れていたものです。

全国放送されたことでいろんな意見も見ましたが。気にしている人にとってはこの事態を「風評被害」と言ってしまうことへの批判もあるでしょうけど。会場にいて全部を見た上で、ああいうふうに編集して切り取られて番組になるんだなというのがわかると、自分自身もテレビニュースや記事で、ニュースを作った人のバイアスがかかったものを見ている(でもって、全体像を知らずに、出ている人や事柄に対して喜んだり怒ったりしている)んでしょうね。テレビの見方が変わります。

ところで。この日に配られた茨城新聞の別冊の風評被害を訴える漫画が、ひどかった…。「かわいそう」「おいしいのに」を連呼すればいいってもんじゃないと、思うんですけどね。

2011年11月16日 パルシステムによる講演会

生協のパルシステムも何度も講演会や勉強会などを開いておりますが、やっと行けたのがこの1つです。「これからどうする?有機農業の未来」ということで、茨城大学農学部の中島紀一先生のお話がメインでした。

が、その前にお二人の生産者さんがお話をされました。学校などの測定が優先される中、限られた時間や装置を使って農地の測定をしたり、放射性セシウムが作物に取り込まれないように工夫をされている、その具体的な話が印象に残りました。

中島先生のお話も、各地で農家支援をされているので、そういった話は参考になったのですが…。福島でのお米の当時のサンプリング調査結果を示して暫定基準値以下であることを参加者のみなさんに改めて強調されたものの、講演会の後に、基準値超えが次々に出て信頼失墜してしまったことについては、どう思っていらっしゃるのかな、と、今はそう思います。

最後に質疑応答の時間があったのですが、どちらかといえば、生産者さん、そして、流通としてパルシステムの担当者さんへの質問が多かったように思いますし、私もそちらへの質問ばかりしてしまいました。その時の生産者さんの、

放射能については、幼稚園児レベルだったのが大学院レベルまで学んだような気分(つまりそのくらいがんばって勉強している)」

「牛に与える稲藁が汚染されているだろうとということは、(自分自身は)ある程度わかってきた4月以降なら気づいて当然だと思う」

の言葉が印象に残るとともに、生産者さんがこういった意識でのぞんでおられることを、もっと広く知ってもらえればいいのに、と思ったのでした。

2011年11月19日 サイエンスアゴラ2011 海洋汚染シンポジウム

というわけで、11月にせっせとイベントや講演会に足を運んでいたのも、このシンポジウムでパネリストをしなければならないというプレッシャーもあったからです。

この日のことは、ブログ記事に一応まとめてあります。

2011年12月11日 第11回科ボ研 分科会3「放射能放射線

ブログ記事にしてあるといっても、自分の話は最後の方にちょろっとしか書いてないですね。スライドで紹介したものの一部は、この記事のとおり、水戸や近郊でどのようなイベントが開かれているかという紹介でした。意外とあるもんなんですよ。

2012年1月28日 食育講演会

年があけまして。学校PTAで動員されたがこの食育講演会。水戸市教育委員会と学校給食会が主催の毎年ある講演会だそうです。今年はそういうわけで、筑波大学の松本宏先生による「食品中の放射性物質放射線被ばくの人体への影響」と題した講演会がメインでした。参加者のみなさんは、放射能汚染に関心がある方もいらっしゃったでしょうけど、うちみたいに、○○小学校は何人、みたいな感じで集められた人が多いのかなって気もしました。

内容は基本的なこと。その上で、現状での注意するならばこんなこと、みたいな話もありました。給食の講演会なんだから、給食についてもっとクローズアップしても良いような気もしましたが、給食について語れる研究者ってほとんどいないでしょうね。

個人的には、講演会が終わった後に自分のところの学校の栄養士の先生といろいろお話して、うちの学校ではどのような傾向(拒否)があるかや、栄養士の先生としてどのような情報収集をされているかなどが聞けたのが良かったです。何だかんだ言ってその学校の給食を組み立てている現場責任者なのですから、このような方と情報交換するのが一番大事かと思った次第です。

2012年3月5日 松永和紀さん講演会

生協主催の松永さんの講演会があったので、こちらは自主的に行ってきました。タイトルは「放射能汚染報道の課題と消費者に求められること」。

メディアの問題点、新基準値の意味などの解説もありましたが。印象に残ったのは、やはり、「リスクのトレードオフ」のお話。トレードオフじゃなくとも、食品にひそむ危険性(食中毒とか塩分とか)など、気にされてないものってけっこうあるんですよね。それから、「食品を作るとは、食べるとは」の意味のお話も。物理学的(放射性物質はこの分類内)、化学的、生物学的リスクを避ける努力も大事です。が、加えて、必要量の確保、経済性、栄養、味、外見、文化など、食にはいろんな側面があるということを考えた上で、組み立てなければならないのです(だからというわけではないのですが、食は難しくって、責任重大で、個人的には料理は苦手なんですけど…)。

雨の中、参加者は100名いなかったかもしれません。ほとんどが生協組合員さんでしょうが、小さなお子さんを持つ、放射能について心配なママさんというよりも、もうちょっと年配の方が多かったような印象でした。

しかし、生協があれだけ組合員にちらしを大量配布して、聞く人がこれだけなんだという印象もぬぐえません。それだけ、世間の関心は下がっているのでしょうかね…。