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日本天文学会春季年会@広島大学

天文 科学技術コミュニケーション

年に2回ほどある日本天文学会の年会(研究者が集まって研究発表したりなどなど)ですが、子供の幼稚園や小学校がある秋は行けなくなってるんですけど、こちらの春にはなるべく参加したいということで、広島まで家族で行ってまいりました。

といっても、終業式が終わるのを待ってから移動した上、普段はなかなか会えない遠方の友人と会う予定も優先いたしましたので、私(と子供)が大学に行ったのは2日目の25日(火)だけでした。以下、その範囲で見聞きした簡単レポと、広島観光についてちょこっと書き残します。

保育室とか

先に保育室の話を書いておきましょう。今回は、学内にある保育園が預け先でした。そうです。大学で働く人のための保育園が敷地内に既に整備されているのです! こういう学校(や職場)が増えているとは聞いていましたが、便利ですね。部屋には子供達が10人くらいおりました。その中に海外から来ているお子さんがいて、日本人だけど英語の方が得意とかで。この日の発表等が終わって迎えに行った後、子供の口から(ふざけた感じでも)英語が出ていたので、コミュニケーション取れてたんだな、と、ちょっと嬉しくなりました。こういうのも学会ならではでしょうね。

ポスター会場

とりあえず、口頭発表を聞いても良かったのですが、滞在時間も限られてるし、研究内容について(短時間で)理解できるわけもなく、ポスター会場を見てまわる方に重点を置いて行動しておりました。

科学技術コミュニケーション関係では、サイエンスカフェに関してのポスターは今回はありませんでしたが、


東京国際科学フェスティバル関係のポスターが2枚ほど出ておりました。コミケのこともあって、街おこし的な科学祭について情報収集したかったので、ポスターを出してらっしゃる国立天文台のNさんにちょっとお話をおうかがいしました。この東京のイベントの概要だけでなく、同じ科学ネタのお祭りといっても、東京という人もたくさんいれば楽しいイベントが山ほどあるところでは、苦労も考え方もイベントの作り方もまた変わってくることなど、とても興味深かったです。

男女共同参画タウンミーティング

お昼休みの時間にはいくつか委員会や会合も設定されています。この日に開かれていた、「第一回 男女共同参画タウンミーティング」。子供とお昼ご飯を食べる約束をしていたけど、こちらってどんな内容なのかな…? って会場をちょこっとのぞいたら、和歌山大のTさんにつかまってしまいまして(笑) 結局、最後まで参加してしまいました(子供たちよごめん…)。

まず最初に、日本天文学会の男女共同参画委員会の経緯と活動についての説明がありました。こういう委員会があることさえ知らなかったので、最初の説明からして「そうなんだー」と思うことばかりの私。一応これでも準会員なのに…。

学会会員数や何らかの特別な委員に女性が少ないことを挙げて、女性研究者を増やすための支援をする、ということももちろん述べられていました。ここでも何度も記事にしてるとおり、学会に保育室があるという天文学会ですし。けれども、ふたを開けてみたら利用者の半分が「男性研究者だった!」ということも紹介されました。男性が育児して当たり前で、その育児を支援することが、すなわち女性の社会進出支援になっている、というつながりになるんでしょうけど、おもしろい例です。お話の中では、女性のために何かするのではなく、性別にかたよりのない社会システムを作る、ということが強調されておりました。

さらには、委員会の活動として、女子中高生向けの活動が紹介されていました。このあたりは、委員会のサイトにも紹介されてるとおりです。いいなー、今時の女子中高生。

その後、ミーティング参加者に対して「今後どのような活動を行ったら良いか?」などの質問が投げかけられました。なかなかこういう場に行くこともない私ですので、思い切って、ここまで話を聞いて思い出したことなど、ばらばらでしたけど話させていただきました。多くは、twitter上で見た話や、横串会等でネタになったことだったりするのですけれども。一例として。大学で長く学びながらも専業主婦になった自分のような人、そういう人に何か研究活動、学会活動に参加できるような支援ができれば? ということを挙げさせてもらいまいした。例えば、私は縁あってこうして科学技術コミュニケーションな活動をする人として、主婦になっても学会ともつながりを持ち続けておりますが、やめちゃう人はやめちゃうんです。ダンナが研究者でつながりがあってもです。そういう人がすっぱりやめてしまうからこその、正会員にはまだある程度女性会員がいても、準会員に至っては女性がほとんどいない、ような事態になっているのではないでしょうか。そこで、さきほどのTさんから、何かのきっかけに人生の舵を大きく切らなければならないのは女性に限らないので、男性向けにもそういう支援ができれば、とコメントいただきました。なるほどそうですよね。

学内にカフェがある!

午後にちょっと時間がありましたので、気になりました学内のカフェに入ってみました。まるでここだけオシャレな駅前のお店、みたいな感じなんですよー! うらやましいですね。先ほどの保育園といい、いろいろ工夫されてる大学に見えます。

3月末だというのにまだまだ寒い日でしたが、カフェの横のモクレンがこんな感じで咲いておりました。

ALMAセッション

この日の最後はALMAセッションです。

アンテナや受信器の現状報告、国際プロジェクトであることの苦労話などもありましたが。このセッションにて一番強調され、かつ、印象に残ったのは、「いよいよ(初期でアンテナの数は少ないけど)観測提案を受け付けることに!」ということでした。最初のプロポーザルの締め切りまで1年ないんですって!! 国際競争になることゆえの難しさ(かけひき?)。それゆえのちょっと複雑な手順と、プロポーザル作成に対する充実した支援の内容など、けっこう細かく語られてたような気がします。これまで聞いていた、「こんな宇宙の謎が解明できるでしょう!」みたいな夢や目標ではない、現実の作業みたいなところを見せていただいたことで、今までとはまた違うワクワク感を覚えました。こんなの様子をちょっとでも見れるのも、まだまだしぶとくつながりを求めているからでしょうね。