いつも、感想はさらっととか思ってるんですが、気付くとついあれこれ書いてる、絵本カテゴリです。

き (フレーベル館だいすきしぜん―しょくぶつ)
上の子が学校にて、このシリーズのかえる (フレーベル館だいすきしぜん みずのいきもの)を読んだそうで(タイトルが「かえる」だけなので、何の本か特定するのに手間取りました)、ならばと私が手に取ってきたのが「木」でした。簡単な図鑑みたいな、でも、索引とかあるわけでもない、絵本になってます。いろいろきのみのページのなんきんはぜを見て、大阪で住んでたところに生えてたなんきんはぜの木を思い出しました。冬は鳥たちの貴重なえさ場になってて、下には殻がいっぱい落ちてたなぁ、って。やっぱり図鑑が欲しいですね。

ラージャのカレー
みなみの島のカレーやさんのラージャが作るカレー、とってもおいしそうです。そして、それを楽しみにそれぞれの仕事を一生懸命やってる島の人たちの様子がまた、とってもいい感じです。その、カレーのいい香りが雲を刺激してスコールを降らせる、というふうにつながるわけですけど、そこは絵本ですから…。カレーの絵本というより、みなみの島の暮らしを紹介してるように見えますね。

ねこのセーター (学研おはなし絵本)
穴のあいたセーターを着てて、額に真っ黒で海苔のようなまゆげみたいな模様があって、めんどくさがりやでだらしのない、変なネコ。しかも、どんぐりにぼうしをかぶせるのが仕事だっていうんです。家には、ぼうし待ちのどんぐりたちが集団を作っています。ますます変。でも、なんだか本人からは幸せそうな(満足そうな)匂いもしてくるわけです。変わった絵本だなー、と思ってたら、作者の方は有名な100%ORANGEイラストレーターの方だったんですね。

さかなのおいしいレストラン (えほんはともだち)
前の幼稚園にて、別のクラスがやっていた劇の原作本です。といっても私は見てないし、子供達もすっかり忘れちゃったようなんですが…。

ネコが経営する“さかなのおいしい”レストランにやってきたあるお客さん。「おにくがたべたいわ」のわがままにつきあって、コックのバジルは肉を探しに出かけます。が、行く先々で会ったヤギやウシやニワトリが(自分の)肉をくれるわけがありません。そのかわり、それぞれがチースやミルクやタマゴを分けてくれます。それでチーズケーキを作ってお客さんに出すわけですが…。その、ヤギやウシやニワトリが「食われてしまう!!」みたいにものすごくびっくりするところ、表情もいいですし、読むこちっの方にも力が入ります。

よく、地方のおいしい洋食屋さんが出してるチーズケーキなんかが評判になりますが(で、お取り寄せ商品になっちゃったりして)、こういう感じなのかなー、と、ふと思ったりしたのでした。

ねこのポグとことり
ことりの歌を聞いていい気分になったポグですが、そこに友達のプティがやってきて、ひょんなことから小鳥を追いかけて遊ぶことにしてしまいました。当然、小鳥達は驚いて逃げて、ポグに近寄らないようになってしまいます。そこで気付いたポグは、また、じっと動かないように、小鳥を驚かさないことにするわけですが。ぬいぐるみのようなポグとプティがかわいいですね。ちなみにネコ絵本が続きましたが、同じネコのはずなのに、それぞれ顔も形もふかふか感も違ってますね。

ぎょうれつのできるすうぷやさん
また動物の食べ物屋さん話です。おいしい匂いにつられて行った先は、おそろしい「まじょのいえ」、という看板つき。字が読めないもので入っていっちゃったはりねずみくんが見たのは、ちいさいおなべでスープを煮るとかげのおばあさんでした。「とかげのちいさななべのスープじゃ足りないにきまってる」という理由でみんなを避けてたというおばあさん。一方、森のみんなは気になって仕方ありません。そこで、バラのとげをよけるために穴を掘って中に入っていってしまいます…。

動物達がふかふかでかわいいー♪ と思ってたら、前に読んだ「みみちゃんのぬいぐるみ」の作者の方だったとは。それに、おばあさんの畑の様子もうっそうとしたいい感じです。本当においしそう。最後の解説で、絵の中で落花生が逆さまになってる理由まで書いてありました。

そっくり王さま 大さわぎ (ちいさな王さまシリーズ (2))
自分にも手紙が欲しい王さま。自分で自分に書いたらなんと電話番号が書いてあって、そこに電話して自分そっくりな王さまと遊ぶことになってしまいます。いつものように「夢オチか!」と思ったんですけど、今度ばかりはどこからが夢でどこからがそうでないのかよくわかりません…。その、不思議な(何が起きるかわからないワクワク冒険してる)感じがいいのかもしれませんが。とうとう、あまりの王さまのいいかげんさに、上の子は「おもしろくない」と言うようになってしまいました…orz ま。それも感想ということで。