11/3(火・祝) 朝
この秋一番の冷え込みとなった最終日の朝です。東京は暖かいとはいえ、ビル風がとても冷たく感じましたが、多分、気温や風速だけじゃなくって、この建造物ばかりの風景のせいもあると思います。開場前に建物に着いてしまったので、準備ができて開くまで外で待つこととなってしまいました。
横串フィールド4日目
この日もいろいろと魅力的なセッションがたくさんあったのですけど、私は、ほとんどの時間を横串フィールドで過ごしました。だって、祝日のこの日こそ多くの人が参加するわけですから! ちなみに、テーブルのお菓子はこーんな感じで、ロイズのチョコレート、プラフィーユショコラ[ベリーキューブ]がありましたから、思わずフィールド更新してしまいました! ちなみに帰宅したらこれと同じチョコが生協から配送されていました。注文してあったんです(笑)
昨日もそうですけど、横串会メンバーさん(初対面の方もたくさん)だけでなく、いろんな方とお会いすることができました。中でもインパクト大で、念願かなった感が強いのは、やはりこのお方でしょう!
さかさパンダさんです。こちら、横串フィールドの投稿記事にコメントがついていたので、レスされてるところを激写いたしました! 実は、昨日の「語り場」セッションでもご一緒してまして(討論のグループは別でしたが)、いろいろつっこんだお話もしたかったのですけど、それはまたの機会にということとなってしまいました。見に行きたいところもあるし、話したい人もいるわけだし、仕方ないですね。
ちなみに、さかさパンダさんのブログに私の写真が出てます(→こちら)。
ポスター 「私、引っ越しました!」
さて、横串フィールドの出した自分のポスター。中身は以下のとおりです。
- 自己紹介(大阪→茨城 引っ越しました!)
- サイエンスアゴラ2007に参加(ポスターと、「サイエンスカフェを考える会」によるワークショップ)(id:camelopardalis:20071128)
- その後の活動1 四天王寺で観望会 (id:camelopardalis:20080705)
- その後の活動2 幼稚園で部分日食観望会 (id:camelopardalis:20090722)
- 横串会会員としての活動(たいしてやってないけど、id:camelopardalis:20090104やid:camelopardalis:20090721)
- さて、茨城にて何をしようかな?
2年前のポスターと同じような構成で、しかも、内容も、活動なんかはこちらのブログで書いてきたことですから、こちらをお読みの方に目新しいことはあんまりないです。最後の「何をしようかな?」のところは、「科学に接点のなかった人とつながりを作る(多分、私なりのやり方で)」とか、「お金のかからない(いらない)コミュニケーションて?」みたいなのを、自分なりのやり方で探ってゆきたい、と、そういうことでした(で、もちろん中身はまだないです)。このあたりも、時々ブログとかその他でぶつぶつ書いてましたね。でも、今になって、活動内容よりもむしろ、どうしてそういう活動をしたかの目的や、問題点をもっとアピールするような書き方にすれば良かったと反省すること多々です。
まぁでも、一番言いたかったことは、「引っ越したので活動の環境(あるいは人まで)変わってしまった!」だったんです。だからこその、新しい土地にて何をしようかな?というふうにつながってました。最後に茨城観光マップまで持ち出して、この土地の特徴を知って欲しいし、当然ながら知らない私に教えてほしい!と思った次第です。おかげ様で、茨城にゆかりのある方とも情報交換できましたし、茨城で何かイベントできないか、のアイディア(の素?)もいただきました。今後につなげてゆきたいところです。
ところで。この日、お昼休みのお客さんラッシュがちょっと一段落して2時半くらいにお昼ご飯にしていたら、国立天文台ハワイ観測所のH先生(女性天文学者)がこちらにみえたので、びっくりしました! かじりっかけのおにぎりも放置して、「先生!」ってかけよる私。nhaoに勤めてた頃から、何かあるごとにいろいと励ましてくださった先生でしたから、現在置かれている自分の環境や考えてることなどを改めて聞いていただきました。
「引っ越しちゃったんで、一からみんなやりなおしですよ!」みたいに愚痴る私に、「それは、広がったって言うの!」
自作名刺の写真(星やロケットのペープサート)を見て、「こういうのができるのは才能だよ」
そんなふうにおっしゃってくださいました。そういうこと、自分でもわかっているつもりなんですが、外から見た人にそう認められること、前に進んでいると感じてもらえることが、どんなに励ましになることか! 半分泣きそうでしたね。
ここの3階に、プロ理系女性(研究者とか技術者とか)を目指そう!みたいなキャリアモデルのブースがありまして、そのへんの話題にもなりました。
「あれはあちらの価値観。目指すところは女性研究者の育成ではなくて、『全ての女性に科学リテラシーを』でしょ?」
というお話に、激しくうなずく私でした。「誰もが幸せに生きる」のが本来の目的であるはずです。そして、どの人の最前列にも科学が出るべきものでもありません。人の幸せとは何で、「幸せ」のために科学がどうやって助けてあげられるのか、(特に女性において)そのへんをもう一度よく考えたいと再確認したひとときでした。
アゴラに参加してみて
とにかく今回は、横串フィールド後半2日間の要員として、フィールドをみなさんに使っていただけるように走り回って終わったという感じが強かったです。もちろんそれは、(自分の興味ある)他のブースを訪れて写真を撮って記事を投稿したものも含まれます。これで、十分満足できるおもてなしを、フィールドに来られたみなさん、ネットの向こうで見てらっしゃるみなさんにできたかどうか…。反省点も多々あるのですが。そのあたりはまた、会の方に持ち帰ってメンバーみんなと共有したいと思います。そんな、たった2日間だけの私がこれだけ目を回してたんですから、全日程いらっしゃった若だんなat新宿さんは相当大変だったのではないかと思わされます。いろいろとお世話になりました。
なので、アゴラ全体に関して、「参加者数が増えた」とか、「いや実際は人は少なかったし、がらがらなセッションもいっぱいあった」とかいうのは、あまり実感として湧かないというのが正直なところです。確かに、参加したりのぞきこんだセッションで「少ないな」というのはありましたけど、それはもう2年前に経験済で、こんなに複数セッションが走ってるところで議論なんてとてもとても(苦笑)と思ったのを再確認したのに過ぎません。
アゴラ全体がどういう目的で動いているのかよくわからない、なんてことも出てるようですが…。けど、何の後ろ盾もない、所属もない、誘いもない私にとっては、参加していろんな人と話せてつながりを持てるアゴラは貴重でした。そして、どういうきっかけにせよ、サイエンスに関する何かをを求めてここにやってきたにみなさんに強く印象を残す直接な双方向コミュニケーションをすることが、展示側、特にここ横串フィールド側の果たす役割ではないのかなと思ったのでした。