読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

サイエンスアゴラ2009 11/2(月)

科学技術コミュニケーション


10/31(土)〜11/3(火・祝)に開かれましたサイエンスアゴラ2009。後半2日間のみ参加してまいりました。

主なやることとしては、前の日記にも告知しましたとおり、所属するサイエンスコミュニケーションネットワーク横串会が東京国際交流館 3F 展示コーナーの横串フィールドをやっていたので、自分のポスターを出したり会の説明したりすることでした。けど、それだけではなく横串会で作ったサイト

http://yokogushi.bitmeister.jp/site/field2009.php

サイエンスアゴラレポート(写真付き記事の方)

の更新にも力を入れてました。アゴラリアルタイムレポです。ご覧になった方いらっしゃいますか?

なので、こちらで紹介するのもそこと同じ(携帯撮影)写真が多数出てきますが、どうぞご了承ください。

えーと(汗) 記事アップが遅れに遅れまくってるところですし、文章はさくっといきたいところですが、どうなることやら。

11/2(月)朝


朝、子供のお弁当(と自分のも)を作ってから出発という平日モードから始まり、茨城からなんとか現地に到着しましたのはもう10時半を過ぎていました。そこで見たのが、この光景です。国際交流会館横なんですけど。2年前に見た時は人もいっぱいいたし、昼休みにはロケット飛ばしてたり出張カフェがあって研究者が通りすがりの人に科学な話をしてたようなところだったのに…。この、ひとっこひとりいない状態は何? って感じで一抹の不安が…。

語り場〜新たなひろがりをもとめて〜

真っ先に横串フィールドへ向かい、2日間空白にしてしまった掲示板に自分のポスターを貼ったのですが。その後すぐ、申し込みしてあったので、

語り場〜新たなひろがりをもとめて〜

というワークショップに向かいました。大遅刻でしたけど(汗)

科博と未来館のコミュニケーター養成講座が主催というこのワークショップ。会議室に入ると中は既に4つの島に既に分かれておりまして、グループ討論が始まっていました。私は…、えぇ、前ならば「広報・普及」や「市民」の立場の入りそうなところですが、このへんをあえて外してみまして、1の学校教育のところに申し込んでました。

メンバーは、大学の先生、高校の先生、教材会社の方、コミュニケーターさん…、といった感じでした。私も一応コミュニケーターではあるのですけど、“子供が小学生”ということで「教育サービスを受ける側」として学校教育現場の問題について学びたかったし、意見も言いたかったのです。そんなグループの中でまとまった意見の一部が、

  • 学校外の力を学校にもっと取り込みたい
  • 先生は、科学の問題に対しての公平な立場・客観的な見方が大切

ということでした。特に一つ目の方は、最近盛んになっている専門家による特別授業や、地域の方を講師として招くような制度を指しています。

これに関して、別のグループからも「専門家が外の分野に出てみる」という提言があったので、私から、「学校と上手に連携することにおいての課題は何なのか? できれば具体的に」という質問をさせていただきました。質問しながら私の中でもちょっと考えがありました。「そういうものこそ(養成された)コミュニケーターがやるべき」って言われそうなのは、目に見えてます。けど、そういう橋渡し役なポストが社会で認められ、上層部がそのためのポストを作って役職としコミュニケーターを雇う…、なんてうまい話が今あるわけでもなく、すぐに進むなんて他人任せの期待もできません。ならば、具体的にどうしたらより良い成果が出るのか?というのを、他の方にもお聞きしたかったというわけです。この問いに対して、学校側ができること(気をつけること)として、「どういうことを学校でやって欲しいのか、ニーズをはっきりさせる」などのお答えをいただきました。それを聞いてその場では、「学校の先生は忙しいのに、やっぱりやらねばならないことが!」みたいに思っちゃった私なんですけど、よく考えれば、教育現場は学校で生徒に接し、学校全体のことがわかっているのは先生なんですから、とりあえず何からでもいいから「こんなのを学校でやりたい!」という具体的な希望をオープンにすることが大切なんでしょう。それにしても、コミュニケーターに限らず、学校と社会の仲介役は誰によってどのように機能しているのでしょう? 学校教育に関して問題や必要性を感じた時は、仕事も何も関係なく、気付いたところから学校に切り込んでゆかなければならないのかな、とも思うこの頃ですが。

他、それぞれのグループからも、グループを超えた討論からもいろいろな意見が出てきました。特に、コミュニケーターがなぜ必要とされてるかとか、大学におけるアウトリーチ活動とかを知らない他分野の方にも知ってもらえる機会ができたかな、という気がします。

印象に残ったのは、同じグループにいらっしゃる学校教育関係の方から、「信頼できる科学の情報は一体どこにあるのか? ジャーナリズムが信用されるようなものになって欲しい」というような意見が出たことです。先生方はジャーナリストにより報道されることから情報を得ているわけで、そこを何とかして欲しいと思われたのでしょう。けれどもそれに対して別の方が、「書かれることの信頼性を高めるのではなくて(それも大切だけど)、判断は読んだ人がするべきものである。だから学校教育においては、報道されたことを教えるのではなく、判断力を身につけることが大切だと思ってやって欲しい」という答えをされました。これって、だからこういう授業をやれば全員が身に付くとわかるものではなく、もちろんテストの点数なんかでつけられるものでもなく…。難しいことですが、大切なのはこっちだ!ということをしっかり念頭において、(特に科学を担当する人によって)子供達に身につけてもらわないといけないなと思わされました。

しかし…。平日の昼間に設定し、学校関係者が参加しやすくしたのであろうこのセッションですが、そういった方が非常に少なくて残念でした。アゴラの知名度が低いのか、それとも、こういった問題に関心のある、さらに出席する余裕のある先生が少ないのでしょうかね。

横串フィールド

お昼からは、横串フィールドにて、お会いしたみなさんにご挨拶とか、自分のポスターの説明などを主にしていました。取材を兼ねてよその発表を見たのも、この日は国際交流会館のみでしたし。


自分のポスターはこのとおり横串会の説明の隣に貼ってもらっちゃいました。

ちなみに右下は、茨城観光マップです。ポスター内に、「地域に合った(地域の問題を扱った)コミュニケーション」みたいに書いたので、ここ茨城がどんなところなのか知らない方にもわかりやすく見てもらうために、持参いたしました。


ちなみに、この日の横串フィールドのお菓子はこんな感じでした。私からは、水戸名物の吉原殿中です。何にしようか迷ったのですけど、こういうのは地元の方に聞くのが一番!と思って、ママ友さんに相談しちゃいました♪ おすすめお菓子は他にもいろいろあったんですけど、お値段と手軽さと誰でも好きそうな味ということでこちらに。


そんなフィールドは、お昼休みのピークではこんな感じで人がたくさん集まっておりました。

自分のポスターの内容についてと、考えたことなどについては、翌日の記事にまとめたいと思います。

本音で語る「大学とは何か」


午後4時過ぎからは、こちらのセッションに参加しました。横串会メンバーでもあるNPO法人サイエンスコミュニケーションの方々のがんばってらっしゃる様子を収めて横串フィールドに投稿するぞ!、という、あまりマジメでない参加(というか入室)動機だったのですけど、結局、最後までいてしまいました。

ちなみにこのセッション。twitter中継があったというのが、すごいですね。

http://togetter.com/li/618

こちらに既にまとまってますので、内容はここではあまり語りませんが。ちなみにその、「博士島」にいる「主婦」って間違いなく私のことです(笑)

そんな私はもちろん大学に籍はなく、大学を出てから10年ちょっと。一方で、子供が大学に行ってくれるなら10年ちょっと後、という谷間のような立場です。なのに、実は大学との縁が続くところにもおりまして…。

登壇者三人の方のお話を聞いて、「自分の頃はこうだった」と大学を懐かしむ(または現状との違いに驚く)こともあれば、一方で、これから大学にまたお世話になるだろう者として「将来、こうなってくれればいいのに♪」と思うこと、両方の思いが交錯して、混乱しながらも大変おもしろく聞くことができました。特に、上田さんによる、地方大学が地域連携することにおいての具体的な提言は、大学に関心がある一市民(というか主婦)として大変興味深かったです。

「博士とは?」の議論の島に行ったのは、まぁ、そういうわけなんですけど。自分もまたこの問題においてはよくわからない(?)立場におりますが、そのへんの議論はまた置いといて。ほとんどはみなさんのお話を聞く側におりました。

いわゆるポスドク問題について。「博士が研究でない仕事をするにおいて、能力が足らない → 博士の教育システムを工夫すべき」のと、「能力は十分にあるが、社会システムが年齢が上になってしまった人を採用するようにできてない → 会社や労働のしくみを何とかすべき」のか、2つの問題を切り離した方がいいのかな、とか思ったのですけど、どうなんでしょうかね。