べアールとタタン

くまのベアールとちいさなタタン―おいしいおうち (ママとパパとわたしの本)
かいけつゾロリシリーズの本を探すために、図書館へ行くと童話の作者名の「は」のコーナーを必ず見るのですが、そこにあった、見覚えあるくまの絵! はたこうしろうさんのクマです。かわいさに思わず手に取りましたが、中を見てやっぱり、思ったとおりって感じでした。べアールが大切に育てたりんごの木に住み着いたいも虫のタタン。二人が初めて出会うのがこの本なので、シリーズの最初なのでしょうか。ひとずじなわではゆかない出会いではありますが、その、怒ったり悩んだりしながら仲良くなってゆく過程がいいですね。表情もかわいいし。

シリーズで何冊かあるようなので、これからちょっとづつ読んでゆきたいです、

化石をみつけた少女―メアリー・アニング物語 (評論社の児童図書館・絵本の部屋)
19世紀のイギリスにて、化石を発見した女の子(メアリー・アニング)の実話の絵本です。恐竜が題材ではありますが空想の物語でもなく、かといって恐竜の解説本でもなく、歴史というか伝記みたいなものなので、恐竜や化石が好きでも子供の受けはいまひとつでした。私の方が、「最初の発見てこんなふうだったんだ!」って驚きを持って読むことができたって感じです。もちろんもとは外国の絵本で翻訳ものですが、日本で化石を発見した子供の話もちゃんと付け加えられてて、そのあたりも興味深いですね。

ビバリーとしょかんへいく
“図書館で借りてきた本がとってもおもしろかったので、返す日を忘れてしまいました”
「おもしろかった」かどうかは置いといて、返却期限を過ぎてしまって大いに焦る、という状況はよくあることです。よくまぁ、このテーマを絵本にしたものだと感心しつつ、返却を忘れたビバリーがどうなるのか(何を思うのか)こちらもドキドキしながら読み進めました。つかまってろうやに入れられるかも、なんていのは、子供がよく発想するネタですね。

ちなみに、ビバリーがはまっちゃった本というのが、恐竜の本なんです。ここでも恐竜つながりとは!

ミミちゃんのぬいぐるみ (日本傑作絵本シリーズ)
ぬいぐるみ大好きなうちの子。明らかに私の影響です。なので、こんな絵本も好きかなと思ったんですが。

お姉ちゃんの棚から、プレゼント用らしい自分にそっくりなぬいぐるみを持ち出したミミちゃんですが、嬉しさのあまりスケーターにくくりつけて外へ持ち出してしまったので、気付けばボロボロに…。それを見てお友達(いろんな動物達)が修理してくれるわけですが。「あとでお姉ちゃんに怒られる!!」ってなって、上の子はやっぱりビビるわけですね…。

ばばばあちゃんのやきいもたいかい (かがくのとも傑作集)
「かがくのとも傑作集」です。ばばばあちゃんと子供達は落ち葉を集めて焼き芋をしますが、ついでなので、他の芋、他の食べ物を入れてみたり、たき火の周囲で焼いてみたりという、調理? 実験!? もします。何がおいしいのかそうでないのか…。残った食べ物をまた、上手に他の料理に作り上げてゆくばばばあちゃんの手技は、ある意味、科学、なのかもしれませんね…。