あまがえる先生

すみっこのおばけ (絵本・いつでもいっしょ)
おもしろかったのでまた探してきました、武田美穂さんの絵本。おばけも「ぼく」もかわいい♪ 私のセレクトのせいなのか、子供達はこういうかわいい系の絵がやっぱり好きみたいです。いじめっこは前の本でもこーんな顔のヒロシだったような気がするのですが、他の絵本とかでも共通なのでしょうか。

あまがえる先生 まよなかのびっくりコンサート (旺文社創作童話)
学校からもらってきた推薦図書リストにあったのが、この「あまがえる先生」シリーズのどれか。で、たまたま図書館にあったのがこちらでした。あまがえる先生だけこーんな人間みたいな姿をしてるんですけど、他の生き物達がやけにリアル(汗) 先生に招待された虫たちだって、バッタやコガネムシはいいけど、カタツムリもダンゴムシもいるのです。そんな、本物の虫っぽいくせに地図なんか見ちゃってるし、電話だってするし…(>_<) そのくせ、一方で先生は虫を飼っててそれを食料にもしてるわけです。いや、まぁ、虫はキャーキャー言うほどじゃないけど、得意なわけでもないから…。というわけで、な〜んか変な気分で読んでしまう私です。それに反して子供は大喜び。やっぱり好きなんですねー。

オオカミグーのはずかしいひみつ (絵本・こどものひろば)
前に目にしたことあるティラノサウルス(?)の本でもそうかもしれませんが、異種の母子ものってこの方の得意とするところなのでしょうか? グーのひみつって、おかあさんがイタチなことなのですが。この、独特の絵、動物達の姿で、母の愛や死までも(さりげなく)表現しちゃうあたり、すごいなーと思わされます。で、子供に「どこがおもしろかった?」って聞いたら「グーが丸太の上に乗って遊んでいるところ」って言ったんですけど…。聞き方も悪かったかもしれませんが、そういう涙なシーンはまだまだちょっと避けたいなぁ〜という気持ちなのかもしれません。

すてきなおうち
まず開いた右ページに「これはだれのおうち?」とあって、めくると左に「○○のおうち」と正解が出る、そういう流れの絵本です。しかし、それだけでは終わりません。飛行機の翼がついた空を飛んでるおうちが現れて、「○○のおうちじゃない?」「ちがうよ!」へと変化してゆきます。テンポが良いのでしょうね。読み易かったのか、子供が一人で読んでおりました。

パパが宇宙をみせてくれた
はい、宇宙の絵本です。タイトルのとおり、パパがぼくに宇宙(星空)を見せようと夜に連れ出してくれるわけです。星好きな方なら、そう、星座の説明や、星がとても遠くにあることをロマンチックに説明してくれる、そんな(のばっかりな)絵本を想像するでしょうね。でも、違ったんです。出かける前にママにあれこれ心配されたり、途中のお店で夜食を買ったり…。そして、いざ、原っぱで星を見ていい雰囲気になったと思ったら、パパが(おおいぬの)をふんずけてしまったわけです(笑) 帰り道、うなだれながらブーツばかり気にするパパ。忘れられない気持ち、なんかよくわかります。星を見るとかそういうことだけでなく、イベントごととかお出かけとかって、その前後のアクシデントの方が印象に残って、笑えたり、悔しくなったりすることってよくありますよね。

うそつき王さまいぬをかう (寺村輝夫・ちいさな王さまシリーズ)
ちいさな王さまシリーズ3巻です。例によって「いぬをかいたい」とわがままを言うチビ王さま。大臣に認められたいと、いいつけが守れるようにがんばるわけですが…。お話の後側の3分の2くらいが、その、王さまが犬のようになってあれこれ芸をさせられたりといじめられる(?)シーンばかりで…、実は夢落ちなんですが、なんだかつらいしかわいそうだな〜っていう印象ばっかりで終わってしまったように思えます。王さまも言いつけ守らない子とはいえ、これはちょっとひどいのではないでしょうかねぇ?