ヘビくんどうなったとおもう?

ヘビくんどうなったとおもう? (みやにしたつやのえほん)
前回あんなに続きを熱望されたのに、かなりあっさりと読まれてしまいました、へびくんの続編です。あいかわらず、チビのくせに驚くことやらかしてくれるわけですが…。うけがいまひとつだったのは、ヘビくんが次々につらい目に合うからなのではないかと…?

あひるのさんぽ
こちらは、知らず知らずのうちに運良く難を逃れるあひる子達のお話。子供はなんということなく話を聞いてたようですが、親目線からすると、世間には怖いことがいっぱいあって、こんなラッキーなことばっかりじゃないんだから自分で気をつけられるようにならないと、と思って、またそれをつい口にしてしまいます。

十二支のはじまり (行事むかしむかし (十二支のはなし))
年の瀬、というわけで、十二支の起源の絵本です。ねずみに騙されたねこ、そして牛のお話は子供に話したことありましたが、3位以下の動物達が次々にやってくるシーンなども、それはそれで躍動的にそれぞれの動物らしく描かれていて、やっぱり絵の力(というかこの作品は版画!)というのはすごいです。

くじらのバース (この星の上で)
村上康成さんの絵本。なんてことない、南の島の野球少年とくじらのお話なんですが、村上さんらしいところが随所に見られ、子供達もそれを感じます。例えば、いろんな海の生き物が、適当に描いた(せいで架空になってしまった)魚とかではなくて、ちゃんと実在する種類の生き物を簡略化して描いているので、それぞれ何か名前が言える(わかんない時も)ところとか。そう、くじらって魚じゃなくてほ乳類だから、赤ちゃんを産むってこともさりげなく示してあって、子供にはちょっとした驚きだったようです。

ちびろばくんとなかよしのヤッキー
ちびろばくんシリーズ(?)3冊目です。まず最初に「ヤッキーって何?」ってなったんですが、牛の仲間で高山に住むヤクでした。ヤッキーのために選んだプレゼントが欲しくなってしまったちびろばくんの葛藤が、「わかるわかる」って感じだったようです。おなじみの動物達が登場するところも、シリーズならではの楽しみといったところでしょう。