てんのくぎをうちにいったはりっこ

ウマソウのピョンピョンピョーン (みやにしたつやのえほん)
前回、子供にリクエストされまくりだったみやにしたつやさんの本(小さい版)。なんですが、今回のウマソウくんはいまひとつだったかも。読んであげる前に上の子は目を通し済で、「お父さんもいるよ」って教えてくれましたが。それよりも「早く『ヘビくんどうなったとおもう? (みやにしたつやのえほん)』を借りてきて!」って要求の方が強くて…。最寄りの図書館にないので、取り寄せしてもらうしかなさそうです。


だるまちゃんとてんぐちゃん(こどものとも絵本)
こちらも前回とからめてかこさとしさんの絵本。有名なお話ですが、多分、読んであげたことなかったはず…、と思ったら、上の子は「幼稚園にある」「読んでもらった」って、内容をちゃんと知ってました。知らないところでいろいろ覚えてきてて、あなどれません。そういえば、幼稚園で聞いてきた(別の)お話(で、私は知らなかったりど忘れしてたり)を子供に説明して(教えて)もらうことも2、3は出てきたこの頃です。

からすのパンやさんもそうですが、その、いろんな小物がずらりと並ぶ様はかこさとしさん独特、でしょうか。これがまたいろいろあってかわいい&見飽きないんですよね。


てんのくぎをうちにいった はりっこ (こどものとも傑作集)
表紙を見て、堀内さんのかわいい絵だなぁ〜と思って手に取ってきましたが、けっこうな冒険ストーリーでした。作者の方もどこかで名前を聞いたことあるような、って調べてみたら、児童文学界の重鎮の方だそうで。裏表紙にあるのは多分こぐま座で、はりっこが打ったてんのくぎは、実は、北極星なのでしょうか? 北極星が天頂近くにかかるということは、北の地方。黒っぽい背景、針葉樹林が、寒そうな雰囲気を出しています。


なんてかいてあるの?
これも前回、何度も読んでとせがまれたちびろばくんシリーズの、1つ前の作品のようです。「おおきくなりたい〜」でちびろばくんは(初めて)自分一人で出かけるんですが、この時はまだ赤ちゃんで、しゃべりもしないし、お母さんにくっついているだけで、パーティー会場では哺乳瓶で何かを飲ませてもらってます。「赤ちゃんだったんだねぇ」って確認できるのが、子供にとってはおもしろいようで。

それから、本編のお話とは別に、ページの下の方で何やらやりとりしてる黒うさぎとがちょう。こいつら一体何? けど、これがまた、文字を覚えはじめた子供心をくすぐるようです。読んでる途中でクイズにさせられたり、「ここだけは自分で読みたい」と言われたり。


まっくらまっくら
まっくらな場所をあちこち徘徊するネコ、と言ってしまえばそれまでなんですが。最初はページをめくる度に、まっくらな場所が何だったのかわかるのがおもしろく、後半は、外に出てゆくネコがどこへ向かうのか、たいしたことないはずなのに、なんだかちょっぴりワクワクしてしまいます。暗闇にかすかに見えてる何かや、他のネコたちのしぐさをさがすのが、また、子供にとっては楽しみなようです。