ふしぎなキャンディーやさん

ふしぎなキャンディーやさん (新しいえほん)

ふしぎなキャンディーやさん (新しいえほん)

この夏の読書感想文全国コンクール課題図書(低学年の部)になってた本です。夏休み、書店の絵本コーナーで山積みになってました。

でも、山積みになる前からこの本を知ってたんです。だって、このお話を上の子が昨年度末の発表会のクラス劇でやったから。原作本を買おうかどうしようかずっとダラダラ迷ってたら、このとおりどの書店でも目立つところにガンガン置いてある状況になってました。「欲しいー!」って子供達にせがまれてたこともあって、遅ればせながら購入いたしました。

劇の方は何人ものクラスメイトで演じてたので、ブタくんも数人、キャンディー屋さんのタヌキも7人、オオカミに至っては10人以上がうじゃうじゃいて(ここは絵本と一緒)、壇上狭しとバタバタ走りまわってましたが、本の方はブタくんもタヌキも一人づつだったんですね。しかも、劇はミュージカル仕立て(つまり、テーマ音楽があって歌にもなってる)だったりするので、絵本とはまた違った、かなりワイワイにぎやかな印象でした。

さっき、子供に読んであげた後に久々に発表会のビデオを見返してみました。子供達もそれぞれよくがんばってましたが。この原作本からクラス劇用に脚本を起こしたり、音楽を作ったり、ブタくんが透明になったり巨大化したりするシーンを劇としてどう表現するか工夫したりなど、これって担任の先生が中心になって、子供達と一緒に考えて作ったんでしょうか。改めて、この幼稚園てすごいと思わされてます。

子供達は、絵本でも劇でも、このお話から教訓みたいなのを感じるより、キャンディーで不思議なことが起こったり、オオカミからどう逃げようか苦労したり(つまりちょっとした冒険?)、そういうところをおもしろがってたようです。絵本てそんなもんかもしれません。